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2021年 年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございました。
昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、数多くの尊い命が犠牲となり、現在もなお、感染の拡大が続いています。本感染症によりお亡くなりになられた方々及びご遺族の方々に謹んでお悔やみ申し上げるとともに、罹患された方々の一日も早いご回復と事態の終息を心より祈念しております。
また、当社のお客さま口座への悪意ある第三者による不正アクセスにより、お客さまに大変ご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを改めて深くお詫び申し上げます。再発防止に向けて、第三者専門機関からのアドバイスなどに基づき、更なるセキュリティ施策を実行してまいります。
昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う実体経済の減速と大規模な金融緩和政策等により、世界的にも金融市場の動揺が続く中で株価上昇が進みました。弊社は「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」を提供するべく、以下のような魅力ある商品・サービスの拡充を行ってまいりました。
■ 株式委託手数料無料の範囲拡大(現物取引、信用取引(制度・一般)で最大300万円まで無料に)
■ 大口信用取引 取引手数料無料の適用条件緩和
■ 業界最多となる国内ETF113銘柄の現物取引・信用取引手数料の無料化(※2020/11/2現在)
■ オンライン完結の口座開設(eKYC)の開始
■ 個人投資家向けアナリストレポートの大幅拡充
■ 不動産仲介業務の開始
これまでの取組みを多くのお客さまにご評価いただいた結果、総合口座数はオンライン総合証券として他社を圧倒する570万口座を2020年12月に達成し、証券業界においてNo.1の地位を築くに至りました。これもひとえに多くのお客さまのご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます。
さらに、弊社グループでは更なる事業基盤の拡充に向けて、シナジーが期待できる企業とのアライアンス及びM&Aを積極的に推進し実行してまいりました。今後も、提携企業との連携を強化し、お客さまの利便性向上に向けて相互サービスの高度化を図ってまいります。
〈アライアンス実績〉
■ Zホールディングス
- SBI証券WEBサイトへのYahoo! JAPAN IDを利用したログイン対応開始
■ 島屋、島屋ファイナンシャルパートナーズ
- 専用WEBサイトの運営
- 日本橋高島屋S.C.での資産運用コンサルティングを提供する対面相談カウンター「タカシマヤ ファイナンシャル カウンター」の新設
- タカシマヤカードで決済できる投信積立サービス、タカシマヤポイントが貯まるサービスの提供
■ SMBCグループ
- 三井住友フィナンシャルグループによるSBIネオモバイル証券への資本参加
- 三井住友銀行とSBIネオモバイル証券による、スマートフォンを通じた若年層向け各種金融サービスの提供
- SMBC日興証券によるSBIマネープラザへの出資及び地域金融機関の対面証券ビジネスの拡充に向けた人材交流
- 三井住友カードとの新たな個人向け資産運用サービスの提供に関する基本合意
〈M&Aの実績〉
- ひふみプラス等の投資信託の運用等を行う「レオス・キャピタルワークス」のグループ会社化
- ネオ証券化(オンラインでの国内株式取引の手数料や現在投資家が負担している一部費用の無料化を図ること)の高度化に向けた「ライブスター証券」のグループ会社化
- SBI証券でのセキュリティトークン事業拡大を目的とした、「BOOSTRY」への出資
- 企業再生・成長支援を目的とする投資ファンド(投資事業有限責任組合)の管理・運営を行う「キーストーン・パートナース」のグループ会社化
- 不動産開発事業や不動産ソリューション事業を展開する「アスコット」のグループ会社化
日本の新政権の誕生に続き、米国のバイデン政権がスタートする本年には、ワクチンの承認・接種による新型コロナウイルスの一刻も早い終息が望まれます。さらに、延期された東京オリンピックの開催やDX(デジタルトランスフォーメーション)などにより、日本の経済活動の活性化が期待されます。昨年バブル崩壊後の戻り高値を更新した日経平均株価は、引き続き新型コロナウイルスの感染状況に左右されることでしょう。金融・財政両面からの景気対策が続く中で、無事感染収束に伴い業績が回復すれば、歴史的災厄からの復興として祝福ムードが市場に醸成され、相場の上昇が見込まれます。
本年も、「顧客中心主義」の経営理念のもと、お客さまの最善の利益を追求しながら、皆さまの資産形成のお役に立てるよう、全社一丸となり、重要な社会インフラである金融サービスの提供に努めてまいりますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
本年が皆さまにとって幸多き年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和3年 元旦
株式会社SBI証券
代表取締役社長