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調整局面入りか?ステージの変化に注目。

2017/11/14

皆さん、こんにちは。
トランプ大統領の初めてのアジア歴訪に合わせるかのように、NYダウが史上最高値を更新し7営業日連続の上昇をみせました。日経平均株価もトランプ大統領と安倍晋三首相との良好な関係を歓迎するかのように、バブル後の高値を更新して25年10カ月ぶりの高値を付け、くりっく株の日経225も堅調な動きを見せました。世界的株高の様相を見せていましたが、週末は利食い売りが優勢な展開となり日経225も乱高下の様相となりました。
トランプ大統領のアジア歴訪の狙いは、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力強化とアジア各国との貿易不均衡是正でした。その影響か、北朝鮮からのミサイル発射などはなく地政学的リスクが後退していたのも株高に繋がったようです。一方、中東ではサウジアラビア政府が、数十人の王族メンバーや閣僚などを汚職関与の理由で拘束したと発表したことで、今後のサウジアラビアの政情が不安定になるとの懸念が出てきました。これに伴い原油市場が2年4カ月ぶりの高値を付けたことは、株式市場の今後にとっては懸念材料になりそうです。
NYダウの上昇の根底には企業業績が好調であることが挙げられますが、その米企業の決算発表はほぼ終わり、市場の目線はトランプ政権が掲げる大型減税の行方に移ってきています。米上院の与党共和党が発表した税制改革案では、法人税率(現行35%)を20%へ引き下げる時期を2019年として、下院案よりも1年遅らせました。上院案と下院案では、法人税率20%の実現時期のほかにも、適用税率区分の数や最高税率の水準、個人税制などの根幹部分で大きな相違が生じております。これにより与野党内の調整が難航するとの懸念が広がっており、株式市場の不安材料となってきています。今後の動向に注目していきましょう。
米労働省は最新週の新規失業保険申請件数を発表しました。前週比1万件増の23万9,000件と市場予想の23万1,000件を上回りました。ただし、4週間平均は1,250件減少し23万1,250件と1973年3月31日以来の約44年半ぶりの低水準となっており、米国の雇用状態は非常に良好であることが伺えます。
来月12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利上げの可能性が高まっていますが、そのFOMCメンバーでもあるニューヨーク連銀のダドリー総裁が任期途中の来年中ごろに退任すると発表しました。来年2月にイエレン議長が退任するほか、副議長だったフィッシャー氏も今年10月に引退しており、米連邦準備制度理事会(FRB)の主要メンバーが大きく変わります。FRB次期議長は「ハト派」のパウエルFRB理事となっていますので、厳しい引き締めはなさそうですが、FRBの人事問題にも注目しておきましょう。
大きく上がれば利益確定をするために売りが出て下がるのが市場原理というものです。そこで天井を打ったと決めつけると、押し目買いから更に上昇した時に流れに付いていけなくなりますので、移動平均線大循環分析のステージを確認しながら流れに素直に対応していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

11月15日(水)08:50(日本)7-9月期GDP・1次速報
11月15日(水)08:50(日本)7-9月期GDPデフレーター・1次速報
11月15日(水)13:30(日本)9月鉱工業生産・確報
11月15日(水)18:30(英国)10月失業者数、10月失業率、9月ILO失業率(3カ月)
11月15日(水)19:00(ユーロ圏)9月貿易収支(季調前)
11月15日(水)22:30(米国)10月消費者物価指数
11月15日(水)22:30(米国)11月NY連銀製造業景況指数
11月15日(水)22:30(米国)10月小売売上高
11月15日(水)24:00(米国)9月企業在庫
11月16日(木)06:00(米国)9月対米証券投資
11月16日(木)09:30(豪国)10月就業者数、10月失業率
11月16日(木)15:30(仏国)7-9月期失業率
11月16日(木)18:30(英国)10月小売売上高
11月16日(木)19:00(ユーロ圏)10月消費者物価指数(HICP)・確報
11月16日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
11月16日(木)22:30(米国)11月フィラデルフィア連銀製造業指数
11月16日(木)22:30(米国)10月輸入物価指数
11月16日(木)23:15(米国)10月鉱工業生産
11月16日(木)23:15(米国)10月設備稼働率
11月16日(木)24:00(米国)11月NAHB住宅市場指数
11月17日(金)22:30(米国)10月住宅着工件数
11月17日(金)22:30(米国)10月建設許可件数
11月20日(月)08:50(日本)10月貿易収支
11月20日(月)16:00(独国)10月生産者物価指数
11月21日(火)18:30(日本)10月英財政収支

※今週は日本のGDPの結果に注目しましょう。米国の消費者物価指数、小売売上高にも注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージは安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。短期移動平均線が下向きになってきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、更に帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値23,466円 安値20,330円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。短期移動平均線が下向きになってきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、更に帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値25,090ドル 安値22,193ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はユニットを確りと理解できているかどうかの確認のテストをしました。今週もその理解を更に深めるために設問を用意しました。

先週は相関関係を絡めて「適切な最大取引量」および「ユニットのトータル制限の例」の確認テストを行いました。以下の通りでした。

◎日経225、NYダウ、ドル円、NYプラチナを取引します。そのとき各銘柄には以下の関係が成り立っているとします。
◯日経225とNYダウは相関関係が高い。
◯ドル円とNYプラチナは他のどの銘柄とも相関関係がない。
次の買いシグナル、売りシグナルに応じて1ユニットずつ仕掛けます。
小次郎講師流の適切な最大取引量は下記の通りでした。

◆適切な最大取引量
  • ①同一銘柄は3ユニットまで
  • ②相関関係の高い銘柄は2銘柄6ユニットまで
  • ③買いのみ、売りのみは6ユニットまで

1、日経225で買いシグナル
2、日経225でまた買いシグナル
3、NYダウで買いシグナル
4、NYダウで買いシグナル
5、日経225で買いシグナル
6、ドル円で買いシグナル
7、NYプラチナで売りシグナル
8、日経225で買いシグナル
9、NYプラチナで売りシグナル
10、NYプラチナで売りシグナル
11、NYプラチナで売りシグナル

では、設問2です。
先週の設問でシグナルが11出ました。現在のポジションの内訳を答えましょう。

では、早速解答です。

1、日経225買いを3ユニット
2、NYダウ買いを2ユニット
3、ドル円買いを1ユニット
4、NYプラチナ売りを3ユニット

最終時点でのポジションは「買いポジション」が6ユニット、「売りポジション」が3ユニットの合計9ユニットとなります。したがって、1日当たりのリスクは9%となり、数値だけに着目すればリスクは決して低いとは言えません。しかし、銘柄分散と、買いと売りのポジションを同時に持つことでリスクの相殺が働いています。理論上のリスクは9%のリスクですが、実質はリスクが抑えられるように小次郎講師流に調整しています。

勿論、上記のルールは小次郎講師流の初心者向けの内容となっておりますので、経験値が上がればご自身でリスクの調整を行っていけばよいでしょう。ただし、トレードにおいて破産しないよう資金管理をする必要があります。

長い時間をかけて資金管理の勉強をしてきました。それは、投資の世界においてはエントリールールの確立も大切ですが、資金管理はそれ以上に大切であり、また、日本では個人トレーダーの多くが資金管理という極めて重要な概念をさほど意識せずにきたからです。このコラムをご覧になっている皆様が勝ち組になれるよう徹底して資金管理を勉強してきました。何度も過去の記事をご覧になって、この「資金管理」を極めて「Vトレーダー」を目指しましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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