皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米国の消費者物価指数（CPI）が前年同月比7.5%上昇し、1982年2月以来約40年ぶりの高水準となりました。これを受けて米利上げ観測が加速しました。また、ロシアのウクライナ進攻懸念からマーケットはリスクオフの動きになりました。

NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。短期移動平均線が帯を試しにきて、ステージの「4→5→6→5→4の戻り売り」パターンから反落しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくれば下降トレンドに勢いが戻ります。一方で、ここから短期移動平均線が帯を上抜ければ下降期の終焉である第5ステージへ移行します。

日経225は下降期である第4ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきていますのでトレンドに勢いがあるのが分かります。一方で、ここから短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので、更にトレンドに勢いが出てきているのが分かります。一方で、ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

ファウチ米国立アレルギー感染症研究所長は、今後数カ月でマスク着用義務などのコロナ関連規制が解除されるとの見方をメディアに語りました。また、ニューヨーク州のホークル知事は、屋内のマスク着用義務を解除する方針を発表しました。

米労働省が発表した1月の消費者物価指数（CPI）は前年同月比7.5%上昇しました。伸びは1982年2月以来約40年ぶりの高水準となりました。上昇率は前月の7.0%から加速しており、また、市場予想も上回ったことで、米連邦準備制度理事会（FRB）による積極的な金融引き締めへの警戒感が強まりました。インフレ高止まり懸念が再燃する中、米債券市場では長期金利の指標である10年債利回りが2％台に上昇しました。

FRBは3月の連邦公開市場委員会（FOMC）で0.50％の大幅利上げに踏み切るのでは、との観測が広がっています。セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は、「7月1日までに100ベーシスポイント（bp）の利上げを支持する。」と語りました。

前日発表された１月の米消費者物価指数（CPI）が市場予想を上回る大幅な伸びを示し、投資家の間でFRBがインフレ高止まりに対処するため金融引き締めを加速させることへの懸念が強まっています。CMEグループのフェドウオッチによれば、市場ではFRBが3月に0.50%の大幅な利上げに踏み切るとの見方が一時多数派になりました。

米大統領補佐官が記者会見で、ロシアによるウクライナ侵攻がいつ始まってもおかしくないとの見方を示し、48時間以内にウクライナから退避するよう勧告しました。この報道を受けてリスク回避の動きが加速しました。

2月16日（水）10:30（中国）1月消費者物価指数
2月16日（水）16:00（英国）1月消費者物価指数
2月16日（水）21:00（米国）MBA住宅ローン申請指数
2月16日（水）22:30（米国）1月小売売上高
2月16日（水）23:15（米国）1月鉱工業生産
2月16日（水）24:00（米国）2月NAHB住宅市場指数
2月16日（水）28:00（米国）米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨
2月17日（木）08:50（日本）1月貿易統計
2月17日（木）22:30（米国）新規失業保険申請件数
2月17日（木）22:30（米国）1月住宅着工件数
2月17日（木）22:30（米国）1月建設許可件数
2月17日（木）22:30（米国）2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
2月18日（金）08:30（日本）1月全国消費者物価指数
2月18日（金）16:00（英国）1月小売売上高
2月18日（金）24:00（米国）1月中古住宅販売件数
2月18日（金）24:00（米国）1月景気先行指標総合指数
2月18日（金）24:00（ユーロ圏）2月消費者信頼感
2月21日（月）18:00（ユーロ圏）2月製造業購買担当者景気指数
2月21日（月）18:00（ユーロ圏）2月サービス部門購買担当者景気指数
2月21日（月）18:30（英国）2月製造業購買担当者景気指数
2月21日（月）18:30（英国）2月サービス部門購買担当者景気指数
2月22日（火）08:50（日本）1月企業向けサービス価格指数
2月22日（火）18:00（独国）2月IFO企業景況感指数
2月22日（火）23:00（米国）10-12月期四半期住宅価格指数
2月22日（火）23:00（米国）12月住宅価格指数
2月22日（火）23:00（米国）12月ケース・シラー米住宅価格指数
2月22日（火）23:45（米国）2月製造業購買担当者景気指数
2月22日（火）23:45（米国）2月サービス部門購買担当者景気指数
2月22日（火）23:45（米国）2月総合購買担当者景気指数
2月22日（火）24:00（米国）2月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）
2月22日（火）24:00（米国）2月リッチモンド連銀製造業指数

＊今週はFOMC議事要旨に注目です。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

高値27,957円　安値26,202円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

高値35,899ドル　安値33,234ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

高値2,325円　安値1,901円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

今週も「EMA」を深堀していきましょう。

先週はSMAよりもEMAのほうが実際の価格の天井や実際の底に近いところで発生することを確認しました。

EMAにはもう一つの特徴があります。それは線の滑らかさにあります。上記のチャートを見ていただくとよく分かると思います。どちらの線がより価格に近いところで推移しているか、見れば分かりますよね。EMAはSMAと比べて滑らかなのです。逆に、SMAは相対的に線の上下動が激しく見えます。この線の滑らかさは「ダマシが少ない」ことに繋がります。

では、ここからは、EMAがどのように算出されるかを見ていきましょう。

EMAの特徴として、過去のデータよりも直近のデータにより重点を置いて平均値を算出する点が挙げられます。そのことを説明するためにSMAの欠点を先に説明します。

例えば、10日単純移動平均線で、今日の移動平均の値が1,000円だと仮定します。翌日には、その値（=1,000円）は「昨日の値」と呼ばれることになります。

では、翌日の値が1,100円だった場合、翌日の移動平均線は上向くでしょうか、それとも下向くでしょうか。
皆さん、その答えは来週に発表しますので、じっくりと考えてみましょう。