皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。ロシアによるウクライナ軍事侵攻の懸念がマーケットを揺さぶっています。

NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきているので下降トレンドに勢いが出始めています。一方で、ここから短期移動平均線が帯を上抜ければ下降期の終焉である第5ステージへ移行します。

日経225は下降期である第4ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきていますのでトレンドに勢いがあるのが分かります。一方で、ここから短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので、更にトレンドに勢いが出てきているのが分かります。一方で、ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

ロシアによるウクライナ軍事侵攻の懸念が高まる中、この問題をめぐる報道で株価が上下しています。ロシアのラブロフ外相が米欧との対話継続をプーチン大統領に進言し、米欧側との合意のチャンスがあるとの見方を示したことは、市場の警戒感緩和につながりました。ただ、ウクライナ周辺に集結するロシア軍が攻撃位置に移動したとの報道や、米国がウクライナの首都キエフにある大使館機能の移転に着手したとの報道に反応する場面もありました。その後、ロシアは15日、ウクライナ国境付近に展開していたとみられる軍部隊の一部撤収を発表しました。

しかし、北大西洋条約機構（NATO）のストルテンベルグ事務総長は16日、「今のところ現場に緊張緩和の兆候は見られない。部隊や装備の撤収はない」と指摘しており、米欧はロシア軍への警戒を崩しておりません。また、バイデン米大統領は17日、ロシアによるウクライナ侵攻が「数日以内」に起こり得ると指摘しました。ブリンケン米国務長官は国連安保理で演説し、ロシアのウクライナ侵攻は「差し迫った脅威だ」と強調しました。そういった中、ブリンケン米国務長官が提案した欧州での米ロ外相会談開催をめぐり、ロシア側は今週後半の開催を要望し、米側も侵攻しないことを条件にこれを承諾したようです。

セントルイス連銀のブラード総裁が米メディアで、インフレ高止まりに対処するために今後3会合で計1.00%の利上げが望ましいとの見方を改めて表明しました。ブラード氏は「インフレ上振れは予想外だった」とし、「われわれが計画している金融緩和の取り下げを、初期段階でより多く実施する必要がある」と強調しました。

米連邦準備制度理事会（FRB）は、1月の連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨を公表しました。大半の参加者は、予想通りにインフレが低下しなければ、想定以上の速いペースの利上げが適切との見解で一致しました。

2月23日（水）日本祝日（天皇誕生日）
2月23日（水）19:00（ユーロ圏）1月消費者物価指数
2月23日（水）21:00（米国）MBA住宅ローン申請指数
2月24日（木）22:30（米国）新規失業保険申請件数
2月24日（木）22:30（米国）10-12月期四半期実質GDP
2月24日（木）22:30（米国）10-12月期四半期GDP個人消費
2月24日（木）22:30（米国）10-12月期四半期コアPCE
2月24日（木）24:00（米国）1月新築住宅販売件数
2月25日（金）08:30（日本）2月東京都区部消費者物価指数
2月25日（金）09:01（英国）2月GFK消費者信頼感調査
2月25日（金）14:00（日本）12月景気先行指数（CI）・12月景気一致指数（CI）
2月25日（金）16:00（独国）10-12月期GDP
2月25日（金）16:45（仏国）10-12月期GDP
2月25日（金）19:00（ユーロ）2月経済信頼感
2月25日（金）19:00（ユーロ）2月消費者信頼感
2月25日（金）22:30（米国）1月個人所得
2月25日（金）22:30（米国）1月個人消費支出
2月25日（金）22:30（米国）1月耐久財受注
2月25日（金）24:00（米国）1月住宅販売保留指数
2月25日（金）24:00（米国）2月ミシガン大学消費者態度指数
2月28日（月）08:50（日本）1月鉱工業生産
2月28日（月）08:50（日本）1月小売業販売額
2月28日（月）14:00（日本）1月新設住宅着工戸数
3月1日（火）10:00（中国）2月製造業購買担当者景気指数
3月1日（火）10:45（中国）2月Caixin製造業購買担当者景気指数
3月1日（火）18:00（ユーロ圏）2月製造業購買担当者景気指数
3月1日（火）18:30（英国）2月製造業購買担当者景気指数
3月1日（火）22:00（独国）2月消費者物価指数
3月1日（火）23:45（米国）2月製造業購買担当者景気指数
3月1日（火）24:00（米国）2月ISM製造業景況指数

＊今週は米国をはじめ各国のGDPに注目です。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

高値27,957円　安値26,202円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

高値35,899ドル　安値33,234ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

高値2,325円　安値1,901円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

先週は皆さんに質問を出していました。

その質問は、10日単純移動平均線で、今日の移動平均の値が1,000円として、翌日の値が1,100円だとします。さて、翌日の移動平均線は上向くでしょうか、それとも下向くでしょうか、といった質問でした。

では回答していきましょう。答えは「上向く」だと思われがちですが、話はそれほど単純ではありません。これを説明しているのが、下記の図「実は簡単、EMAの計算式」です。

【実は簡単、EMAの計算式】

計算を簡単にするために5日移動平均線で考えます。本日の価格から遡って、1日前の価格、2日前の価格、3日前の価格、4日前の価格を合計して5で割った結果がSMAの1,000円でした。

そして、日にちが1日進み、新たなSMAを計算するために最新の価格である1,100円が登場します。もちろん、一番古い価格は落として（除外して）、新たな5日間でSMAを計算し直します。

勘のいい方であればお気づきになったのではないでしょうか。答えは来週に持ち越しとなりますがしっかりと考えてみましょう。