皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米連邦公開市場委員会(FOMC)において、全会一致で0.25%の利上げを決定しました。同時に公表した声明文では、「継続的な利上げが適切」との表現が排除されました。パウエル議長は「会合参加者は利下げを想定していない」などと発言したことは嫌気されました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
日経225は下降相場の入り口である第3ステージを維持しています。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回ると下降期である第4ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
スイス金融最大手UBSが19日、経営危機に陥った同業クレディ・スイスの買収を発表しました。クレディ・スイスが破綻すれば欧州発の金融危機に発展しかねないとの懸念が広がっていたため、買収合意で市場関係者に安心感が広がりました。日米欧の六つの中央銀行が、米ドル供給拡充策の協調実施を決めたことも、投資家心理の改善につながりました。
イエレン米財務長官は講演で、預金の取り付け騒ぎが発生すれば、預金の全額保護の措置を取る方針を表明しました。また、2008年の金融危機とは状況が異なると説明し、金融システムの健全性を強調しました。FRBが導入した銀行向けの新たな資金供給策にも触れ、「状況は安定化しつつある」との認識を示しました。
市場関係者の間では、イエレン氏の発言を受けて安心感が広がり、投資家心理が改善しました。しかし、イエレン米財務長官は、その後の議会公聴会で、シリコンバレー銀行など米中堅銀行2行の破綻に絡み、「保険対象外の預金を保護することは考えていない」と発言を修正したことで、金融株を中心に売りが加速しました。
FRBはFOMCにおいて、市場の大方の予想通り0.25%の利上げを決めました。同時に公表した声明文では、「継続的な利上げが適切」との表現を「いくらか追加的な金融引き締めが適切」に修正し、「継続的な利上げが適切」との表現が排除されました。声明は「ハト派寄り」だったと受け止められました。
その後の会見で、パウエル議長は「会合参加者は利下げを想定していない」「利下げは我々のベースケース(基本的な見通し)にはない」などと発言したことは嫌気されました。FOMC参加者の政策金利見通しでは、年内にあと1回の利上げを実施するシナリオを示しました。FRBのパウエル議長は会見で、信用不安を背景にした銀行の与信環境の悪化について、「事実上、利上げと同じ」と述べ、金融引き締め効果を生むとの考えを示しました。市場関係者の間では、次回FOMCで利上げ局面が終了するなどと、早期に利上げが停止するとの見方が拡大しました。
イングランド銀行(英中央銀行)は、0.25%の利上げを決定しました。声明では、インフレは「年末にかけて急激に減速する」との認識を示しました。世界的なインフレ率低下への期待も投資家心理を改善させました。
米ブルームバーグ通信は、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)が経済制裁を逃れるのを手助けした可能性があるとして、米司法省がスイス金融大手クレディ・スイスとUBSを調査していると報道しました。両社株の売り要因となったほか、ドイツ銀行の経営状況にも懸念が広がりました。
今月の米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻以降、金融不安が広がっている中で、地合いの一段の悪化は続かず、売り一巡後はじりじりと値を戻す展開に転換しました。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続できないとの見方や利下げ観測も浮上してきました。
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週間の概況
注目イベント
3月29日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
3月29日(水)23:00(米国)2月住宅販売保留指数
3月30日(木)18:00(ユーロ圏)3月消費者信頼感
3月30日(木)18:00(ユーロ圏)3月経済信頼感
3月30日(木)21:00(独国)3月消費者物価指数
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3月31日(金)08:30(日本)3月東京都区部消費者物価指数
3月31日(金)08:30(日本)2月失業率、2月有効求人倍率
3月31日(金)14:00(日本)2月新設住宅着工戸数
3月31日(金)15:00(英国)10-12月期四半期GDP
3月31日(金)18:00(ユーロ圏)2月失業率
3月31日(金)18:00(ユーロ圏)3月消費者物価指数
3月31日(金)21:30(米国)2月個人消費支出
3月31日(金)22:45(米国)3月シカゴ購買部協会景気指数
3月31日(金)23:00(米国)3月ミシガン大学消費者態度指数
4月3日(月)08:50(日本)1-3月期日銀短観
4月3日(月)17:00(ユーロ圏)3月製造業購買担当者景気指数
4月3日(月)17:30(英国)3月製造業購買担当者景気指数
4月3日(月)22:45(米国)3月製造業購買担当者景気指数
4月3日(月)23:00(米国)3月ISM製造業景況指数
4月4日(火)08:50(日本)3月マネタリーベース
4月4日(火)13:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
4月4日(火)15:00(独国)2月貿易収支
4月4日(火)18:00(ユーロ圏)2月卸売物価指数
4月4日(火)23:00(米国)2月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
*今週は米国のGDPと日本の雇用統計に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値28,712円 安値25,645円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値34,423ドル 安値30,079ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値12,874ドル 安値11,681ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値2,693円 安値1,901円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週までは、大循環MACDを使った試し玉、早仕掛け、本仕掛けということを見てきました。
仕掛けの際の注意ポイントを確認しながら仕掛けていくわけですが、今週は仕掛けをする前の段階でそろそろ「仕掛けの準備をするサイン」があるという話をさせていただきます。
この「仕掛けの準備をするサイン」に関しては応用編となりますので、一気にレベルが高くなりますが、是非とも何度も熟読してマスターしていきましょう。
その「仕掛けの準備をするサイン」のことを「ダイバージェンス」と言います。日本語で言うと「逆行現象」といいます。
まずは、説明をする前にチャートで確認していきましょう。
ポイントとなる部分は【A】と【B】、それから、【C】と【D】の部分です。
ここからの内容を理解できるようになると、トレードの技術や、判断力が一気に大きく向上していきます。
【Vトレーダー】を目指すためには必須な知識となっていきますので、ここからは丁寧に解説していきますので、来週もしっかりと学んでいきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。