皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、大方の予想通り、0.25%の利上げを決定しました。4月の雇用統計では、就業者数が前月比25万3,000人増と、市場予想を大きく上回り、失業率は3.4%と0.1ポイント改善しました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージへ移行してきました。このまま短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは上昇相場の終焉である第2ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
米地銀ファースト・リパブリック・バンク(以下、「ファースト銀」)が1日に大規模な預金流出を背景に経営破綻したことで、地方銀行株が売られました。ただ、JPモルガン・チェースが1日、ファースト銀の大部分の資産を買収し、全預金を引き取ると表明するなど円滑な対応に踏み切ったことで、金融システム不安は後退しました。市場関係者の間では、他の地銀に対してしばらく様子見の状態が続くとの見方が広がっています。バイデン米大統領は、JPモルガン・チェースによるファースト銀の買収について、銀行システムの安全性と健全性を確実にすると強調しました。その上で、納税者の負担は生じないと述べました。
米サプライ管理協会(ISM)が1日発表した4月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.1と市場予想を上回り6月以降も連邦制度準備理事会(FRB)による利上げが続くとの観測が強まったことで、長期金利が上昇しました。2日公表された非農業部門の求人件数が市場予想を下回り、労働市場がピークを打ったことを意識させ、景気に対する懸念を強めました。
イエレン米財務長官が1日、議会が政府の借入限度を速やかに引き上げなければ、6月1日にも一部支払いを履行できなくなる恐れがあると警告しました。米国のデフォルト(債務不履行)への警戒もあり、株式市場は大きく下げました。
FRBは3日、FOMCで、大方の予想通り、0.25%の利上げを決定しました。声明文では、これまでの「追加の金融引き締めが適切」との文言を削除し、利上げを一旦停止することを示唆しました。ただ、パウエルFRB議長は会見で、「インフレ低下には時間が掛かる。利下げは適切ではない」と強調しました。「利上げ停止を決めていない」とも述べました。
市場関係者の間では、利上げが停止したとしても「一時的なものになるリスクがある」などと「タカ派」的と受け止められ、景気後退への懸念が強まりました。米銀エコノミストは、「金融不安が落ち着き、労働市場のタイト化やインフレ高止まりが続けば、利上げが継続する可能性もある」と話しました。
アップルが4日の引け後に発表した2023年1〜3月期決算は、2四半期連続の減収減益だったものの、売上高や1株当たり利益はいずれも市場予想を上回りました。この日は5%近く急伸し、市場全体を主導しました。
米労働省が5日公表した4月の雇用統計は、労働市場の引き締まりが続いていることを示す内容でした。就業者数が前月比25万3,000人増と、市場予想を大きく上回り、失業率は3.4%と0.1ポイント改善しました。また、平均時給の伸びは前年同月比4.4%と、3月の4.3%から加速しました。失業率の低下や賃金の上昇が明らかになったことが相場を支援しました。市場関係者の間では、労働市場の強さが示され、景気減速への懸念が後退しました。
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週間の概況
注目イベント
5月10日(水)14:00(日本)3月景気先行指数・3月景気一致指数
5月10日(水)15:00(独国)4月消費者物価指数
5月10日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
5月10日(水)21:30(米国)4月消費者物価指数
5月11日(木)08:50(日本)3月国際収支・経常収支・貿易収支
5月11日(木)14:00(日本)4月景気ウオッチャー調査
5月11日(木)20:00(英国)イングランド銀行(BOE)金利発表
5月11日(木)20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
5月11日(木)21:30(米国)4月卸売物価指数
5月11日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月12日(金)15:00(英国)1-3月期四半期GDP
5月12日(金)15:00(英国)3月鉱工業生産
5月12日(金)15:00(英国)3月貿易収支
5月12日(金)23:00(米国)5月ミシガン大学消費者態度指数
5月15日(月)08:50(日本)4月国内企業物価指数
5月15日(月)18:00(ユーロ圏)3月鉱工業生産
5月15日(月)21:30(米国)5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
5月16日(火)15:00(英国)4月失業保険申請件数、4月失業率
5月16日(火)18:00(独国)5月ZEW景況感調査(期待指数)
5月16日(火)18:00(ユーロ圏)5月ZEW景況感調査
5月16日(火)18:00(ユーロ圏)1-3月期四半期GDP
5月16日(火)18:00(ユーロ圏)3月貿易収支
5月16日(火)21:30(米国)4月小売売上高
5月16日(火)22:15(米国)4月鉱工業生産
5月16日(火)23:00(米国)5月NAHB住宅市場指数
*今週は英国の金融政策と欧州・英国のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値29,423円 安値26,508円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,423ドル 安値31,454ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値13,704ドル 安値11,681ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値2,826円 安値2,077円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週まではMACDのダイバージェンスについてみてきました。
これによって、移動平均線大循環分析、大循環MACDについては十分理解できたことと思います。
移動平均線大循環分析、大循環分析MACDを使いこなすことによって、トレンドを探し出すことが出来るようになりました。
しかし、実際のトレードにおいては、日々細かな値動きがあります。そこで、今週からは、エッジを探しトレンドを探し出すところだけでなく、日々の細かな動きを理解できるように「ローソク足」について見ていこうと思います。
諸説ありますが、「ローソク足」は江戸時代の日本で開発されたとのことです。世界ではバーチャートと呼ばれるものが一般的です。
ただ、近年は海外でもローソク足が広く使われるようになってきました。なぜなら、見た瞬間に「上昇か、下降か」を理解することができるからです。
皆さんも、このローソク足を通じて様々な情報を理解できるようになっていきましょう。
経験の浅いトレーダーの方には、是非、ローソク足を手書きしてチャートを作成していただきたいです。
なぜかというと、ローソク足を手書きすることで、ローソク足に対する理解度が一気に高まるからです。今はパソコンに4本値(始値・高値・安値・終値)を入力するだけで、ローソク足が表示されます。もっといえば、そもそも、アプリを表示すればローソク足が表示されているので、入力することもないかもしれません。
苦労知らずのままパソコンにチャートが自動表示されてしまうと、トレーダー自身は値動きの実感を掴めなくなります。
例えば、期間を1年間とした場合、年間の高値と安値をもとにチャートが画面内に収まるように自動的に調整されます。それでは、大きな値動きがあった1年と、ほぼ値動きが限定的だった1年との区別がつかなくなります。
ところが、トレーダー自身が手書きをすると、話は変わってきます。
その理由は来週に詳しくお教えいたしますので、まずは、実際にローソク足を手書きしてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。