皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
7月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことで、労働需給の逼迫が和らいでいると受け止められました。一方、平均時給は市場予想以上に伸びたことで、賃金が高止まりしインフレの沈静化に時間がかかるとの見方から、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続のリスクが意識されました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。このまま短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇期である第1ステージから下降相場の入口である第3ステージに移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回れば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
建設機械大手キャタピラーがこの日発表した4〜6月期決算は、1株当たり利益、売上高ともに市場予想を上回りました。今回の決算発表シーズンで示されたおおむね堅調な業績に沿った内容で、今後の決算にも楽観的な見方が広がりました。
フィッチ・レーティングスは米国の長期外貨建て発行体格付けを最上級の「トリプルA」から1段階引き下げ「ダブルAプラス」にしました。今後3年間で予想される財政の悪化、債務上限を巡る政治対立に代表される統治上の問題などを理由に挙げました。この結果を受けて投資家の警戒感が強まりました。
7月の米サプライ管理協会(ISM)製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を若干下回ったほか、6月の雇用動態調査(JOLTS)によれば、非農業部門の求人数が2カ月連続で減少したことで、景気への警戒感が高まりました。2日発表の7月のADP全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数が前月比32万4,000人増と、市場予想を上回りました。労働需給の逼迫で物価高が継続し、FRBの利上げが続くと懸念されました。注目された7月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で18万7,000人増と、市場予想を下回りました。併せて5月と6月の雇用者数の伸びが下方修正されました。失業率は3.5%と、前月から0.1ポイント改善しました。労働需給の逼迫が和らいでいると受け止められました。一方、平均時給は前年同月比の上昇率が4.4%と、市場予想以上に伸びました。賃金が高止まりしインフレの沈静化に時間がかかるとの見方から、FRBによる利上げ継続のリスクが意識されました。
アップルが3日発表した4〜6月期決算は「iPhone(アイフォーン)」販売の伸び悩みで売上高が前年同期比1%減。減収は3四半期連続となりました。
開設はこちら(無料)
ほぼ即時口座開設が可能
(メンテナンス時間除く)
取引サイトへ
取引時間AM8:30〜翌AM6:00(夏時間AM5:00)日本の祝日も取引可能!
取引口座へ入金(振替)
平日14:30までの振替指示なら
翌営業日の取引開始前に完了!
週間の概況
注目イベント
8月9日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月10日(木)08:50(日本)7月国内企業物価指数
8月10日(木)21:30(米国)7月消費者物価指数
8月10日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月11日(金)日本祝日(山の日)
8月11日(金)15:00(英国)4-6月期四半期GDP
8月11日(金)15:00(英国)6月鉱工業生産
8月11日(金)15:00(英国)6月貿易収支
8月11日(金)21:30(米国)7月卸売物価指数
8月11日(金)23:00(米国)8月ミシガン大学消費者態度指数
8月15日(火)08:50(日本)4-6月期四半期実質GDP
8月15日(火)13:30(日本)6月鉱工業生産
8月15日(火)13:30(日本)6月設備稼働率
8月15日(火)15:00(英国)7月失業保険申請件数、7月失業率
8月15日(火)18:00(ユーロ圏)8月ZEW景況感調査
8月15日(火)21:30(米国)7月小売売上高
8月15日(火)21:30(米国)8月ニューヨーク連銀製造業景気指数
8月15日(火)23:00(米国)8月NAHB住宅市場指数
*今週は日英のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,500円 安値29,191円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値36,000ドル 安値33,621ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値2,900円 安値2,590円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は、実際のチャートを見ながら確認してみましょう。
赤枠で囲った箇所は連続陽線になっていますが、最初の2本では、まだ膠着が続いているような動きでした。しかし、3本目の陽線が出現したところで、それまでの動きと違って流れが変わったことがわかります。
連続陽線、連続陰線は、実は、大陽線、大陰線と同じ見方をします。つまり、トレンドの始まりのほかに、トレンドの終わりの時にも出現するのです。買い方の損失確定の売り手仕舞いにより連続陰線が出現することで、それまでの下げが終わることがあります。
こういった例を様々なチャートで確認していただきたいですね。そうすると、連続陽線、連続陰線が大陽線や大陰線と同じような働きをしているのがわかり、それを1本の動きで示しているか、複数のローソク足で示しているかの違いだけで、意味合いは同じであることが理解できると思います。
チャートは、上がったり下がったりしていますが、常にその背景には買い方と売り方の攻防が繰り広げられているということを理解しましょう。そうすると、大陽線や大陰線、連続陽線や連続陰線の出現は、トレンドの発生や終焉を示唆してくれますが、それらが出現していなくても、日々のローソク足の動きから買い方が優勢になったとか、売り方が優勢になったといった攻防がわかるようになります。
それは、ローソク足の組み合わせによって実に様々な意味合いを示してくれますので、来週からは、その組み合わせについてみていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。