皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が増加し、失業率が3.7%と前月から低下しました。平均時給は前月比で上昇し全体的に高い結果となりました。市場では堅調な雇用情勢と受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利下げ観測が後退しましたが、一方で、深刻な景気悪化は回避できるとの楽観的な見方も徐々に広がりました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
11月の米民間雇用サービス会社ADPの全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数の伸びは市場予想を下回る内容となり、週末に公表される注目の雇用統計が弱めの数字になるとの見方がひろがりました。
6日のCMEグループのフェドウオッチによると、FRBが来年3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%の利下げに踏み切る確率は約60%と、1週間前の約50%から上昇しています。市場関係者の間では、超大型株のマグニフィセント・セブンがさらに上がらないと、12月の株価指数は上昇しづらいのではとの指摘が聞かれました。
米グーグルは6日、生成AIの基盤技術「Gemini(ジェミニ)」の投入を発表しました。米アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)も同日にAI向け半導体の新製品を公表しました。
11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月に比べ19万9000人増え、市場予想を上回りました。失業率は3.7%と前月の3.9%から低下しました。平均時給は前月比の上昇率が0.4%と市場予想より高い結果となりました。市場では堅調な雇用情勢と受け止められ、FRBによる早期の利下げ観測が後退しましたが、一方で、深刻な景気悪化は回避できるとの楽観的な見方も徐々に広がりました。
ミシガン大の12月の米消費者景況感指数は前月(確報値)から上昇し、市場予想も上回りました。同時に明らかにされたインフレ期待は1年先、5年先ともに前月から低下しており、景気に対する楽観につながったとの見方もあったようです。
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週間の概況
注目イベント
12月13日(水)08:50(日本)10-12月期日銀短観
12月13日(水)16:00(英国)10月貿易収支
12月13日(水)19:00(ユーロ圏)10月鉱工業生産
12月13日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
12月13日(水)22:30(米国)11月卸売物価指数
12月13日(水)28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)
12月13日(水)28:30(米国)パウエルFRB議長、定例記者会見
12月14日(木)08:50(日本)10月機械受注
12月14日(木)13:30(日本)10月鉱工業生産
12月14日(木)21:00(英国)イングランド銀行(BOE)金利発表
12月14日(木)21:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
12月14日(木)22:15(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
12月14日(木)22:30(米国)11月小売売上高
12月14日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月14日(木)22:45(ユーロ圏)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
12月15日(金)19:00(ユーロ圏)10月貿易収支
12月15日(金)22:30(米国)12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
12月18日(月)24:00(米国)12月NAHB住宅市場指数
12月19日(火)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
12月19日(火)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
12月19日(火)19:00(ユーロ圏)11月消費者物価指数
12月19日(火)22:30(米国)11月住宅着工件数
12月19日(火)22:30(米国)11月建設許可件数
*今週は欧米日英の金融政策に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,008円 安値30,265円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値36,500ドル 安値32,312ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,200ドル 安値14,051ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値3,490円 安値2,500円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週もRSIを深堀していきましょう。
RSIの中心にある50%のところをご覧ください。RSIが50%より下にある期間はおおよそ下降トレンドが、50%より上の期間は上昇トレンドが続いています。数値が大きくなればなるほど上昇を継続する期間が長くなり、上げ幅もそれに応じて大きくなります。ところが、50%より上だとしても、過去の一定期間にわたり80%以上の上昇を示していたものが50%に落ちれば、やはり、上昇の勢いは衰退したことになります。
RSIでは、50%より上か下かが大切です。14日間のRSIが100%になるのは、14日間すべて前日比でプラスになった場合に限ります。1日でも前日比でマイナスになったら100%にはなりません。しかし、14日間連続して前日比を上回るチャートはまずありません。14日間連続マイナスも同様です。
上昇トレンドの中でも下げはあるし、下降トレンドの中でも上げる日はあります。ただ、安定的な上昇をイメージするなら(あくまでもイメージですが)、2日プラスで1日マイナス、安定的な下降は2日マイナスで1日プラスといったところでしょうか。上げ幅と下げ幅がもし同じであるならば2日プラスで1日マイナスの場合、RSIが66.6%に、2日マイナスで1日プラスの場合は33.3%となります。実際は値幅で変わってきますが、RSIを理解する考え方としてはイメージしやすいのではないでしょうか。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。