皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
11月の個人消費支出(PCE)物価指数が、2021年2月以来2年9か月ぶりの低水準となりました。市場関係者の間では、インフレ率が2%台に下がり、インフレ緩和が確認できたことで安心感が広がったと指摘され、連邦準備制度理事会(FRB)による来年早期の利下げ観測が維持されました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくれば、トレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくれば、トレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくれば、トレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁は18日、テレビのインタビューで、前回の連邦公開市場委員会(FOMC)で、「臆測的に将来の特定の政策について議論しなかった」と明らかにしました。市場で膨らむ来年早期の利下げ観測をけん制した格好となりました。
日銀は19日に開いた金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定しました。マイナス金利政策の解除は見送り、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)や上場投資信託(ETF)買い入れといった措置も現状のまま維持としました。物価、賃上げの動向をさらに見極める必要があると判断しました。
7〜9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値が改定値から下方修正され、最新週の新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀地区の製造業景況指数がともに悪化したことで、FRBが来年3月にも利下げを開始するとの見方が強まりました。
CMEグループのフェドウオッチによると、21日時点で来年3月のFOMCにおける少なくとも0.25%の利下げ確率が約83%となっており、日を追うごとに高くなっています。
11月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.6%上昇と、2021年2月以来2年9か月ぶりの低水準となりました。市場関係者の間では、インフレ率が2%台に下がり、インフレ緩和が確認できたことで安心感が広がったと指摘され、連邦準備制度理事会(FRB)による来年早期の利下げ観測が維持されました。
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週間の概況
注目イベント
12月27日(水)14:00(日本)11月新設住宅着工戸数
12月27日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
12月27日(水)24:00(米国)12月リッチモンド連銀製造業指数
12月28日(木)08:50(日本)11月小売業販売額
12月28日(木)08:50(日本)11月鉱工業生産
12月28日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月28日(木)24:00(米国)11月住宅販売保留指数
12月29日(金)19:00(日本)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
12月29日(金)23:45(米国)12月シカゴ購買部協会景気指数
1月1日(月)日本・独国・英国・米国休場
*今週は米国の新規失業保険申請件数に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,008円 安値30,265円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値38,000ドル 安値35,689ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値17,200ドル 安値15,700ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値3,006円 安値2,500円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は「買われ過ぎを売る誤り」について見ていきましょう。
仮に、現在RSIが70%を超え、80%になっているとします。状況として買われ過ぎであることは間違いありません。しかし、その時下げで獲ろうと売りポジションを持つのは失敗につながる可能性が高いと言えます。
なぜでしょうか。確かに、今ものすごい勢いで相場が上げているなら、やがて利益確定の売り注文が出てくるかもしれません。ところが、利益確定が一巡した後には、もう一度買い直されるパターンがあるのです。80%をつけた値位置が天井になる保証はありません。
以前RSIが70%以上は買われ過ぎゾーン、ということを記載しました。となれば、RSIが80%になっているというのはもっと買われ過ぎになっているので売った方がよいと考えてしまいます。また、チャート的には上昇しており、相当高いところで推移しているように感じてしまうので、その高いところを買う行為は間違いで、逆に売る行為を選択しなければいけないという本能も働きます。しかし、下の図を見ればその考え方が間違っているというのが理解できるはずです。
また、RSIが買い直しで70%を超える、売り直しで30%を下回っても、そこで慌てての逆張りはお勧めできません。ポジションを取るにしても、そろそろ「利益確定の注文が出てくるかもしれないから、自分も一旦、利益確定しておこう」といった注意信号と捉えていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。