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2024-04-30 09:48:52

マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  ≪新年度スタート≫前年度に株価大幅下落も反発期待の「グロース」銘柄は?

≪新年度スタート≫前年度に株価大幅下落も反発期待の「グロース」銘柄は?

2022/4/6
投資情報部 鈴木 英之

東京株式市場は新年度相場入りとなり、4/4(月)からは「東証再編」により、「新市場」での取引も開始されました。ジャスダック・スタンダード市場の銘柄は「スタンダード」に、同グロース市場の銘柄は「グロース」に、東証マザーズ市場の銘柄は1銘柄(インタースペース)を除き「グロース」市場に「再編」されました。

「新興株ウィークリー」はこれまで、東証マザーズ市場またはジャスダック市場(スタンダード及びグロース)上場の銘柄を対象としてきましたが、今後は当面、新市場区分における「グロース」市場の銘柄を対象に、投資情報をお伝えしたいと思います。

年度替わり直後ということもあり、今回は2021年3月末以降の約1年間で大きく下がった「グロース」銘柄の中から、リバウンドが狙えそうな銘柄をピックアップしてみました。

新興株ウィークリー新しいウィンドウで開きます。※YouTubeに遷移します。

執筆者のプロフィール
SBI証券 投資情報部長 鈴木 英之
・出身 東京(下町)生まれ埼玉育ち
・趣味 ハロプロ(牧野真莉愛推し)の応援と旅行(のりテツ)
・特技 どこでもいつでも寝れます
・好きな食べ物 サイゼリヤのごはん
・よくいくところ 京都
ラジオNIKKEI(月曜日)、中部経済新聞(水曜日)、ストックボイス(木曜日)、ダイヤモンドZAIなど、定期的寄稿も多数。

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1新年度がスタート〜東証マザーズ指数は継続

東京株式市場は新年度相場入りとなり、4/4(月)からは再編された「新市場」での取引も開始されました。「新興株ウィークリー」は、新市場区分における「グロース」銘柄を対象に、投資情報をお伝えしてまいります。

ちなみに、指数ベースでは、どのような変化があるのでしょうか。「新興株ウィークリー」では、日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数を比較しながらご紹介してきましたが、ジャスダック市場の廃止により「日経ジャスダック平均」や「ジャスダックインデックス」は廃止になりました。

一方、東証マザース指数は継続されます。4/1(金)時点で東証マザーズ市場に上場していた銘柄が、「グロース」移行後もそのまま算出に採用されることになります。ちなみに、東証マザーズ市場から「スタンダード」に移行したインタースペース(2122)も算出対象として継続されます。なお、毎年10月最終日(基準日は8月最終営業日)に見直しが行われ、「グロース」の時価総額上位250銘柄が構成銘柄となり、除外銘柄はウェイト逓減を経て、指数から除外されます。

ということで、「新興株ウィークリー」は今後、「グロース」市場中心に投資情報をお伝えし、指数としては東証マザーズ指数を中心に解説していきたいと思います。

その東証マザーズ指数ですが、2/24(木)および3/15(火)の取引時間中安値をWボトムとし、チャート的には底値圏からの上放れが確立した形状となっています。このためか、3/29(火)〜4/5(火)についても、主力の時価総額上位銘柄が、特に目立った材料もない中、大幅高するケースが目立っています。

こうした中、JTOWER(4485)の動きが目立ちました、3/25(金)にNTTドコモが保有する通信鉄塔を最大6,002基取得し、NTTドコモが利用を継続する契約締結を発表しました。事業規模拡大への期待から、株価は3/28(月)〜3/30(水)だけで74.8%上昇しました。

図表1 日経平均株価と東証マザーズ指数の推移

  • ※SBI証券チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※2021/9/30終値を1として指数化。 期間:2021/9/30〜2022/4/5

図表2 主なグロース市場銘柄の値動き

コード 銘柄名 株価(4/5) 週間(3/29〜4/5) 年初来
4385 メルカリ 3,495 8.2% -40.4%
4194 ビジョナル 8,820 22.3% -9.2%
4478 フリー 4,790 10.5% -24.7%
4485 JTOWER 7,510 24.5% -22.2%
7342 ウェルスナビ 2,582 31.7% 26.4%
4565 そーせいグループ 1,463 0.6% -23.2%
4071 プラスアルファ・コンサルティング 2,852 9.9% -10.3%
4180 Appier Group 1,076 17.0% -19.3%
6027 弁護士ドットコム 4,440 17.6% -27.1%
4480 メドレー 3,005 30.7% 26.7%
【ご参考】 日経平均株価 27,787.98 -1.6% -3.5%
  TOPIX 1,949.12 -2.1% -2.2%
  東証マザーズ指数 842.01 10.8% -14.8%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※グロース市場の時価総額上位10銘柄について、4/5時点での各種騰落率を掲載。
  • ※「週間」は2022/3/29〜2022/4/5の騰落率。
  • ※個別銘柄の「年初来」は昨年末株価と4/5時点の株価比較。
  • ※指数の「年初来」は株価による単純計算。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表3 3/29(火)〜4/5(火)で株価上昇が大きかったグロース市場銘柄

コード 銘柄名 株価(4/5) 週間(3/29〜4/5) 年初来
4475 HENNGE 1,290 44.1% -33.4%
4479 マクアケ 2,781 38.6% -35.9%
4880 セルソース 3,640 36.2% -33.0%
4192 スパイダープラス 846 34.7% -36.2%
7342 ウェルスナビ 2,582 31.7% 26.4%
4480 メドレー 3,005 30.7% 26.7%
4493 サイバーセキュリティクラウド 2,691 29.0% 58.4%
6580 ライトアップ 3,110 28.7% 3.8%
4448 Chatwork 617 25.9% -35.2%
4377 ワンキャリア 3,245 25.6% 10.9%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※グロース市場銘柄(時価総額100億円以上)において、週間の株価上昇率が大きい上位10銘柄を掲載。
  • ※「週間」は2022/3/29〜2022/4/5の騰落率。
  • ※個別銘柄の「年初来」は昨年末株価と4/5時点の株価比較。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2前年度に株価大幅下落も反発期待の「グロース」銘柄は?

冒頭でもご説明したように、東京株式市場は新年度相場入りとなりました。現在の「グロース」銘柄の値動きに近いとみられる東証マザーズ指数は、2021年3月末から本年4/5(火)までに約30%も下落しました。

チャート的に、東証マザーズ指数はWボトムを形成し、底値圏からの上放れが確立した形状となっています。仮に今後反発相場が本格化した場合、これまでに株価が大きく下げた銘柄ほど、大きな反発となる可能性が大きいと考えられます。今回の「新興株ウィークリー」では、大きなリバウンドが狙えそうな銘柄をピックアップすべく、以下のスクリーニングを行ってみました。

(1)「グロース市場」に上場(4/5現在)する銘柄であること。
(2)時価総額100億円以上の銘柄であること。
(3)2021年3月末に株式を上場している銘柄であること。
(4)2021年3月末から本年4/5(火)までの株価下落率が30%超。
(5)4/5(火)まで20日間の平均出来高が2万株以上。
(6)直近四半期の営業損益が黒字であること。
(7)直近四半期(累計)営業利益の通期会社予想営業利益(ない場合は市場予想)に対する進捗率が、「標準」以上。
  ※「標準」の進捗率は第3四半期累計では75%、第1四半期のみでは25%となります。

図表4の銘柄は、(1)〜(7)のすべての条件を満たしており、掲載の順番は(4)の株価下落率順になっています。これらの銘柄は株価が大きく下落しているものの、四半期営業利益の進捗率が高く、業績予想下方修正のリスクは小さいとみられ、その分、株価反発への逆風は弱いと考えられます。

図表4 過去約1年(2021年3月末〜2022/4/5)で株価が大幅下落も、営業利益の進捗率が良好な「グロース」銘柄

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄 株価(4/5) 騰落率(2021/3末〜4/5) 四半期累計営業利益進捗率
4475 4475 4475 4475 HENNGE 1,290 -65.1% (Q1)44.7%
4308 4308 4308 4308 Jストリーム 870 -63.7% (Q3)83.8%
4376 4376 4376 4376 くふうカンパニー 375 -55.9% (Q1)28.4%
6027 6027 6027 6027 弁護士ドットコム 4,440 -49.0% (Q3)81.9%
4431 4431 4431 4431 スマレジ 1,546 -45.7% (Q3)118.9%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。  「四半期累計営業利益進捗率」の欄において、たとえばJストリームの場合、直近四半期が第3四半期で、そこまでの累計営業利益が、通期会社予想営業利益に対し83.8%であることを示しています。

以下、一部の銘柄について、ポイントをご紹介します。

Jストリーム(4308)〜ネット上で各種コンテンツを配信

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/4/12〜2022/4/6(日足)

■映像・音声等のコンテンツ配信を行う

当社は各種インターネット動画配信用ソフトウエアを用いて、映像や音声などのコンテンツ配信サービスを行う会社で、トランスコスモス(持株比率44.5%)の傘下企業となっています。

「配信事業」では、企業の説明会、広告、教育映像、イベント映像や音楽、映画など、あらゆる映像・音声コンテンツを配信しています。

また、「制作・システム事業」では、映画・音声などをネットワーク配信するためのデジタル圧縮変換(エンコード)作業や、ライブイベント会場での映像コンテンツの作成、製薬や金融などの業界で多く利用されるインターネット上でのプロモーション用の映像制作などのプロフェッショナル・サービスを提供しています。

■業績予想を下方修正も

当社は3/24(木)に業績予想を下方修正し、今期予想営業利益を24億円から19.8億円に引き下げました。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあるようです。

株価はこれを受けて3/25(金)に13.9%下落しました。しかし、これで悪材料出尽くしの形となり、その後は切り返す展開になりました。株価下落が長期かつ大幅になったこともあり、PERも16倍台(会社予想ベース)まで低下し、割安感が強まっています。

弁護士ドットコム(6027)〜DX関連銘柄のコア的存在?

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/4/12〜2022/4/6(日足)

■弁護士へのマーケティング支援サービスを中心に提供

インターネットを通じた弁護士へのマーケティング支援サービスを中心に提供しています。主力サイト「弁護士ドットコム」は21,412人(2021年末)の弁護士が登録し、有料でプロフィールや得意分野の登録を行うことができます。
弁護士が監修した電子契約サービスである「クラウドサイン」の成長がけん引し、2021/10〜12期は売上高18.2億円(前年同期比32.8%増)と順調に拡大しました。同四半期の営業利益は3.8億円(同3.3倍)と過去最高益(四半期ベース)を更新しました。

株価は決算発表(1/27)翌日に4,020円の安値を付けましたが、2/2(水)には5,420円まで戻り、いったんは底入れの形になりました。ただ、高PERの典型的なグロース銘柄とみなされるだけに、3/15(火)にかけては再び下落基調となりました。


■DX関連銘柄のコア的存在?

弁護士が監修した電子契約サービスである「クラウドサイン」は紙と印鑑をクラウドに置き換えるサービスで、DX事業の中核であり、当社の成長のけん引役の1つと言えるでしょう。
昨年8/30(月)に富士キメラ総研が発表したレポートでは、同社の電子契約サービス(有償プラン)が導入企業数において、市場占有率トップとなりました。

NTTドコモが提供し、DX推進に必要なサービスをWeb上から購入できる「ビジネスdxストア」でも「クラウドサイン」の取り扱いが決定(2021/11/29発表)しており、販路の拡大がさらに、この製品の成長を助ける可能性もありそうです。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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