決算速報(現地4/21寄り前発表)
●決算発表当日の株価:20.21ドル(+4.01%)
●売上高:381.1億ドル(予想377.3億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.77ドル(予想0.75ドル)〇市場予想を上回った
●フリーキャッシュフロー :7.3億ドル(予想52.1億ドル)X市場予想を下回った
●1-3月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回りました
●携帯加入者数が大きく市場予想を上回りました
決算発表当日のチャート
決算のポイント
●1-3月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回りました
●コミュニケーション事業収入:289億ドル(予想287億ドル)〇市場予想を上回った
●ワーナーメディア収入:87.4億ドル(予想90.7億ドル)X市場予想を下回った
●ワーナーメディア部門は今期まだ含まれているが来期からは撤廃
●南米事業:6.9億ドル(予想7.52億ドル)X市場予想を下回った
●モビリティ事業:201億ドル(予想197.1億ドル)〇市場予想を上回った
●携帯加入者数+553万ユーザー(予想+377万ユーザー)〇市場予想を上回った
●ポストペイド携帯加入者数 +69.1万(予想+40.1万)〇市場予想を上回った
●フリーキャッシュフローが7.33億ドルと予想の52.1億ドルを大きく下回ったのはDirectTVや5Gへの投資先行が原因
経営陣の主なコメント
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、事業の再構築における大きなマイルストーンに到達したと述べた
●今後5年間でネット上のデータは5倍に増加しよう
●当社は顧客のニーズに対してベストのソリューションを提供する計画であり、過去7四半期に達成した実績、事業再構築により自信を深めた
●インフレは当社が提供するサービスの価格引き上げ圧力となりうる
●配当は「競争力のある」レベルを維持する
決算を受けたマーケットの反応
取引き開始前に発表した決算内容を好感、寄り付きから大きく上昇しそのまま高値圏を維持してこの日の取引を終えました。
1-3月期の売上高や調整後EPSが市場予想を上回ったこと、携帯加入者数が市場予想を大きく上回ったこと、リストラ進展などが好感され株価は上昇しました。配当に関してもスタンキーCEOが競争力のある水準を維持すると発言、安心感に繋がったようです。全体相場が金融当局の引締め加速を警戒し大きく下落するなか、同社株の逆行高が目を引きました。株価は200日移動平均線から上放れ、約2年に及んだ調整局面を脱した可能性も意識されます。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:22.58ドル(4/21時点)