2Q(4-6月期)決算速報(現地7/27引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):40.01ドル(+0.30%)
●売上高:22.0億ドル(予想18.4億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:2.29ドル(予想1.89ドル)〇市場予想を上回った
●営業利益:20.7億ドル(予想7.9億ドル)〇市場予想を上回った
●2022/12期通期フリーキャッシュフロー見通し:25億ドル超を見込む(現在の市況価格を前提として)
売上高、調整後EPSとも市場予想を上回りました。業績好調で事業見通しも良好としフリーキャッシュフロー予想を示しました
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●原油売上高:0.9億ドル(予想0.9億ドル)△市場予想とほぼ一致した
●液化天然ガス液(NGL)売上高:7.0億ドル(予想7.1億ドル)△市場予想とほぼ一致した
●天然ガス売上高:15.6億ドル(予想12.9億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●原油日次生産量:9.95千バレル/日(予想9.80千バレル/日)〇市場予想を上回った
●液化天然ガス液(NGL)日次生産量:111.6千バレル/日(予想154.9千バレル/日)x市場予想を下回った
●天然ガス日次生産量:22.3CF(百万立方フィート/日)(予想22.0CF(百万立方フィート/日))△市場予想とほぼ一致した
経営陣の主なコメント
●指標価格に対するプレミアム価格による売上や、当社の操業も良好だった。天然ガス需要は引き続き旺盛で価格上昇要因となった。当社の設備稼働率が高まるにつれて利益は高まると見ている。当社はNYMEX先物価格上昇の恩恵を被るポジションにあるユニークな企業であると自負している
●2Qの販売数量は会社計画を上回るものだった。当社の5か年計画は生産量拡大にフォーカスしたものであり、設備投資を適切に行うことにより将来的なフリーキャッシュフローの創成を見込む
●2Qは株主還元により2.5億ドルの自社株買いを行った。またおおよそ4億ドルの負債を削減、資本効率の向上に努める
●現在の市況価格が継続する前提で22/12期通期のフリーキャッシュフローは25億ドル超、26年までには100億ドルを上回ると見込む。株主還元余地も拡大するものと見ている
決算を受けたマーケットの反応
売上高、調整後EPSとも市場予想を上回りました。業績好調で事業見通しも良好としフリーキャッシュフロー予想を示しました。決算発表を受けた引け後の取引ではおおむね当日終値を上回る水準で取引されておりますが出来高が少ないことには留意が必要です
天然ガス需要は依然旺盛と見られる中、欧州ではロシアによる天然ガス供給は削減・不安定な状況が続いております。そういった状況は米国の天然ガス市況にも影響が及ぶと見られNYMEX先物価格上昇は同社にとって追い風となるものと見られます
同社は事業環境の好調から22年また26年までのフリーキャッシュフロー見通しに自信を示しております。株主還元にも積極的な姿勢を示しており投資家の注目度も高まりそうです
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:48.81ドル(7/27時点)