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1Q(1-3月期)決算速報(現地4/27引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):31.35ドル(+4.99%)
●調整後売上高:117.2億ドル、前年同期比-36%(予想111.1億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.04ドル(予想-0.16ドル)〇市場予想を上回った
●4-6月期調整後売上高見通し:115〜125億ドル(予想117.5億ドル)〇中間値が市場予想を上回った
●4-6月期調整後EPS見通し:-0.04ドル(予想-0.02ドル)×市場予想を下回った
●4-6月期調整後粗利益率見通し:37.5%(予想41.0%)×市場予想を下回った
調整後売上高、調整後EPSとも市場予想を上回りました。またカンファレンス・コールで下期の業績回復見通しをコメント。市場は好感し、引け後の取引で株価は上昇しました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
事業別売上高
● クライアント・コンピューティング 売上高: 58.0億ドル(予想 49.5 億ドル)〇市場予想を上回った
● データセンター・AI 売上高: 37.0 億ドル(予想 35.1 億ドル)〇市場予想を上回った
● ネットワーク・エッジ 売上高: 15.0 億ドル(予想 17.6 億ドル)×市場予想を下回った
● モービルアイ 売上高: 4.58 億ドル(予想 4.99 億ドル)×市場予想を下回った
● ファウンドリー・サービス 売上高: 1.18 億ドル(予想 2.78 億ドル)×市場予想を大きく下回った
経営陣の主なコメント
決算を受けたマーケットの反応
●調整後売上高、調整後EPSとも市場予想を上回りました。またカンファレンス・コールで下期の業績回復見通しをコメント。市場は好感し、引け後の取引で株価は上昇しました。
●苦戦が続くインテル。22年は2度の業績下方修正を行いましたが、今回発表の決算発表では23年下期に楽観的な見通しを示しました。しくじりが許されない状況の同社。経営陣の見通しは楽観的とする一方で、悪材料は出尽くして後は回復のみとの指摘もあります。しばらくは業績動向を注視したいところです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:31.32ドル、アナリスト・レーティングは5段階評価の3.00(4/27時点)