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2024-05-02 22:57:06

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“来そうで来ない調整局面〜それでも要警戒の局面か”

2024/2/15
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:笹木 和弘

23年10月「銘柄ピックアップ」振り返る

23年10月「銘柄ピックアップ」振り返る〜半導体と小売り、高配当利回りも

ゴルディロックス相場は転換点か?

  • 2/13発表の米消費者物価指数(CPI)のコア(除く食品・エネルギー)が前年同月比3.9%上昇。前月比では0.4%と8ヵ月ぶりの高い伸びとなった。2/2発表の雇用統計でも平均時給の前年同月比が4.5%上昇と伸びが加速していたが、市場ではインフレ率の低下により、過熱した景気のソフトランディング(軟着陸)を通じたゴルディロックス(適温)相場がもたらされ、半導体関連銘柄を中心に株式市場を押し上げるという強気見通しが支配していた。
  • 昨年12月に3.7%台まで低下していた米10年国債利回りも、1月のCPI発表を受けて4.3%台まで上昇。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は上昇基調を崩していないものの、同指数は長期金利と逆相関の関係となりやすく、長期金利反転上昇により調整局面となる可能性もあろう。

ゴルディロックス相場は転換点か?〜1月CPI上振れが波乱要因の兆し

S&P500指数は昨年10/27から転換へ

  • 2023年の米国株は堅調に推移した。代表的株価指数のS&P500の年間騰落率は24.2%に達した。上昇を牽引したのは主に「マグニフィセント7」と呼ばれる大型ハイテク株および半導体銘柄であり、S&P500が昨年来安値を付けた22年10月〜23年1月に株価底打ち反転から1年以上の上昇基調を辿った。足元のS&P500は早期利下げ観測の台頭とともに昨年10/27に底入れした後からの反発局面にあるとみられる。
  • 上昇の牽引役が大型ハイテク・半導体関連株から出遅れ銘柄にシフトするのかどうかは議論の余地があるなか、昨年10/27までの昨年初来騰落率マイナスから反発に転じた銘柄の中には、各種医療機器、ディスカウントストア、ヘルスケア関連など景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄も多く、次の相場牽引役の候補となろう。

S&P500指数は昨年10/27から新展開〜それまでの出遅れ銘柄が鍵握る

米経済アキレス腱・商業用不動産

  • 1/12より大手商業銀行を皮切りに米主要企業の2023年10-12月決算発表が行われた。早期利下げ観測に支えられて投資家の目が生成AI(人工知能)を中心に半導体・ハイテク銘柄に向かう一方、テレワーク普及に伴い商業用不動産価格が低迷している点にも留意が必要だ。
  • 米商業用不動産価格動向はグリーンストリート・商業用不動産価格指数(CPPI)が前年同月比の下落率で昨年4月の15.3%から足元で10%未満へ減速も、価格指数自体は昨年来最低水準を更新中。昨年7月に投資口価格が大幅下落して話題となった、米国所在オフィス不動産に投資するシンガポール上場REIT(不動産投資信託)のマニュライフUSリアルエステート・インベストメント・トラストも投資口価格は軟調に推移。米地銀・REIT決算は要警戒だろう。

米経済アキレス腱・商業用不動産〜地銀やREIT決算で影響見極めの必要

米機関投資家のポジション状況

  • NAAIMエクスポージャー指数は米アクティブ投資マネージャーズ協会(NAAIM)の会員が毎週水曜日に協会に対して全体的な株式エクスポージャーを表す数値を報告・集計したもの。中長期的にその値が80%を超えると「過度の楽観」、20%を下回ると「過度の悲観」とされる。2023年はNAAIM指数が10/25の24.82から12/27の102.71まで反転上昇した際にS&P500指数が14%上昇し、年末高・サンタクロース・ラリーをもたらした。
  • その後、NAAIM指数は1/17に53.54まで下落した後に2/7の93.77まで反発。S&P500指数はその間も一貫して堅調に推移していた。指数への寄与度が高い少数の時価総額の大きい銘柄が指数を支える状況が機関投資家のポジションに迷いを生じさせている面もありそうだ。

米機関投資家のポジション状況〜今年1月に一旦減らした後で再び増加

ナスダック100連動ETFのQQQ

  • ナスダック100指数(金融を除き、ナスダック上場の時価総額上位100銘柄を対象)に連動するように設計されたETFのインベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)の過去2年間の日足終値推移を見ると、以下の2点の特徴が挙げられる。
  • S&P500の価格変動性を基に算出のVIX指数と逆相関で推移。23年半ばからVIX指数が低位で推移するなかで昨年10月下旬に20ポイントまで戻り高値を付けて後の反転下落に呼応して価格上昇。
  • 直近14日間の終値で上昇幅合計を、同期間の上昇幅と下落幅の合計で割った割合の「相対力指数(RSI)」が、昨年12月に買われ過ぎの目安とされる70%超(80%近く)から緩やかに低下の一方、QQQは上昇基調を維持。このような逆相関は調整に繋がりやすい面もあろう。

ナスダック100連動ETFのQQQ〜RSI(相対力指数)とVIX指数を参考

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