【パニック的なドル売りに円相場は105円台へ急落】
欧州、米国市場でリスク回避の動きが拡大した円買いで、ドル円は105円台へ急落した。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
ほぼすべてのマーケットが同じ頃に下落を見せた。ドル円、米株価指数、米金利の下落は、米国市場寄り付きのタイミングが最も激しくなった。急落後の反発でV字回復となったダウ平均株価は、一時400ポイントを越える下落となった。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
安全資産買いから、円と米債券が強烈に買われ、米10年債利回りは2%割れ水準まで低下した。
(図3:米10年債利回り 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
ドイツ国債も安全資産としての逃避先となり、10年債利回りは過去最低水準を更新する低下を見せる。
(図4:独10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
16日為替市場の急落局面では、ドル売り一色の展開で対主要通貨でほぼ全面安となった。
(図5:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円は8, 9月上昇分を急速に解消している。15日のパニック的な下落は足元のトレンド転換となるか、17日の反応に注目。
(図6:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)