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2024-04-28 15:41:37

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2022年1月27日

マーケットトピックス 2022年1月27日

前営業日トピックス

東京市場では、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、FOMCの結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がり、ドル円・クロス円は限定的な動きとなった。その中で、日経平均株価が序盤に前日比270円超下落したことから、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。午後に入り、日経平均株価がプラス圏まで上昇する場面もあったが、終盤に再び軟調な動きとなったことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。ただ、欧州市場では、欧州主要株価指数が序盤から大幅上昇となったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米国市場では、FOMCを控えて様子見ムードが強まり、ドル円・クロス円は序盤から限定的な動きが続いた。FOMCでは、利上げが近く適切になるとの見方が示され、さらにパウエルFRB議長が会見で3月の利上げの可能性を示唆したことから利上げ期待が高まり、米長短金利が上昇したことから、ドルは主要通貨に対して上昇となった。ドルは対円で一時114.69まで上昇し、1週間ぶりの高値を付け、対ユーロでは昨年12/20以来の高値を更新した。

米株式市場では、序盤から主要株価指数は底固い動きが続いた。しかし、FOMCで利上げが近く適切になるとの見方が示され、パウエルFRB議長も3月の利上げの可能性を示唆したことから、金融引き締めによる米経済の先行き懸念が強まり、主要株価指数は下落に転じた。ダウ平均株価は、序盤に一時前日比517ドル高まで上昇したものの、FOMC後に下落に転じて421ドル安まで下落した。終盤に下げ幅を縮小したものの、129.64ドル安(-0.38%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、2.83ポイント高(+0.02%)とプラス圏まで値を戻して終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、投資家のリスク回避の動きが意識され、日経平均株価が270円超下落したことなどが影響した。ただ、FOMCの結果発表を控えて積極的な売買が手控えられたこともあり、値動きは限定的だった。

(2)午後に入り、日経平均株価がプラス圏まで上昇する場面もあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなったものの、終盤にかけて再び下げ幅を拡大したことから、上値が抑えられた。欧州時間に入り、欧州主要株価指数が序盤から大幅上昇となったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

(3)米国市場では、FOMCを控えて様子見ムードが強まる中、利上げ前倒しへの期待感を背景に、ドルは主要通貨に対して底固い動きとなった。一方、米主要株価指数が序盤から堅調な動きとなったことや、ドル/円の上昇に連れてクロス円も堅調な動きとなった。一方、カナダ中銀が政策金利の据え置きを決定したが、一部でインフレ高進や資源価格の上昇を背景に利上げを予想していた向きの失望売りから、カナダ・ドルは主要通貨に対して下落した。

(4)FOMCでは、「利上げが近く適切になる、資産購入は3月初めに終了へ、バランスシート縮小は利上げを開始した後に始める」との声明を受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きと続いた。さらに、パウエルFRB議長が会見で3月の利上げの可能性を示唆したことから利上げ期待が高まり、政策金利の動向に敏感な米2年債利回りが一時1.16%台まで上昇し、2020年2月以来、約1年11ヵ月ぶりの高水準となったこともドルの押し上げに寄与した。ドルは対円で114.69まで上昇し、1週間ぶりの高値を付け、対ユーロでは昨年12/20以来の高値を更新した。

本日のトピックス

FOMCで3月の利上げの可能性が示唆されたことを受けて、ドルは主要通貨に対して上昇した。東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなり、ドル/円は海外時間の高値の114.69を上抜けて114.78まで上昇し、1/19以来の高値を更新した。ここからドルはさらに堅調な動きが続き、115円台を試す動きとなるのか、一旦調整となるのか注目される。

本日の海外市場では、米国の第4四半期のGDP(速報)、新規失業保険申請件数、12月の耐久財受注の発表が予定されており、いずれも前回から改善が予想されている。また、南アフリカの金融政策発表が予定されており、前回に続き政策金利の引き上げが予想されていることから、それぞれの結果とマーケットの反応が注目される。

1/27の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

新規失業保険申請件数(1/22までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
26.0万件 28.6万件
前回は市場予想を大幅に上回り、2021年10/15までの週以来の高水準となった。オミクロン株の感染拡大の影響で、人員削減が影響している可能性が示された。一方、労働者不足が慢性化していることもあり、増加は一時的との見方もあり、今回は前週からの減少が予想されている。
22:30 米国

4Q GDP(前期比年率)

GDPは、一定期間内に米国内で生み出された財とサービスの付加価値の額を合計したもので、国内の経済規模を測るための指標の一つ。GDPの伸び率は、経済成長率を表す指標として重要視されている。そして、個人消費はGDPのおよそ7割を占めることから、構成指数の中では特に重要視されている。
5.3% 2.3%
第3四半期は、感染拡大の影響で前期から伸び幅が低下となり、特にGDPの7割を占める個人消費が急減速したことが影響した。今回の第4四半期の速報値は、伸び幅の上昇が予想されており、雇用改善に伴う個人消費の改善が押し上げ要因となる可能性も考えられる。
22:30 米国

12月耐久財受注(前月比)

耐久財受注(Durable Goods Manufacture's Orders)は、米国の耐久財(耐久年数3年以上)の新規受注額を集計した指標であり、設備投資の先行指標として注目されている。特に、変動の大きい輸送用機器などを除いた受注額が民間の設備投資の先行指標として注目されている。
-0.6% 2.6%
前回は市場予想を上回る伸びとなり、2021年5月以来の高い伸びとなった。旺盛な需要が生産を牽引した可能性が示された。今回は、前月の反動や、オミクロン株の感染拡大が新規受注に影響している可能性も指摘されており、前月比マイナスが予想されている。
0:00 米国

12月中古住宅販売仮契約(前月比)

中古住宅販売仮契約は、全米不動産業者協会が発表する中古住宅販売の仮契約を指数化したもの。2001年を100として表す。仮契約は通常1-2ヵ月以内に本契約に移行するため、仮契約指数は中古住宅市場の先行指数とされる。
0.5% -2.2%
前回は市場予想を下回り、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。住宅需要は旺盛だが、価格上昇と在庫不足が影響した。今回は、プラスが予想されているものの、サプライチェーン問題を背景にした価格上昇や、在庫不足も解消していないことから、伸び幅は限定的と見られている。
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