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2024-04-28 07:33:43

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2022年5月25日

マーケットトピックス 2022年5月25日

前営業日トピックス

東京市場では、上昇して始まった日経平均株価が下落に転じたことや、時間外取引で米長期金利が低下したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。その後、米長期金利が上昇したことを受け、ドル/円も堅調な動きとなり、一時128円台を回復したが、上昇一服後は日経平均株価が下げ幅を拡大したことや、米長期金利が再び低下したことも加わり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。欧州時間では、ECB総裁などECB当局者のタカ派発言を受けて、ユーロは主要通貨に対して堅調な動きとなったものの、英国の経済指標が予想以上の悪化となったことから、ポンドはドルや円に対して大きく下落した。

米国市場では、序盤に発表された米経済指標が軒並み大幅に悪化したことを受けて、米主要株価が大幅下落となるなどリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米長期金利が低下したことから、ドル/円は一時126.36まで下落して4/18以来の安値を更新した。終盤にかけて下落したダウ平均株価がプラス圏を回復したこともあり、引けにかけて底固い動きとなった。一方、連日ECB当局者のタカ派発言を受けて、ユーロはドルや円に対して堅調な動きとなった。

米株式市場では、序盤に発表された米経済指標が軒並み市場予想を下回る結果となり、米景気の先行き懸念が強まったことを背景に、主要株価指数は序盤から軟調な動きとなった。ただ、下げ一服後は値頃感の買い戻しなども入り、下げ幅を縮小した。ダウ平均株価は、序盤から軟調な動きとなり、一時前日比514ドル安まで下落した。しかし、下げ一服後は値頃感の買い戻しが優勢となり、終盤にはプラス圏を回復して48.38ドル高(+0.15%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、前日にIT関連企業の決算発表が冴えない結果となったことが影響し、序盤に2020年11月以来の安値まで下落した。終盤にかけてやや値を戻したものの、270.82ポイント安(-2.35%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。さらに、小幅高で始まった日経平均株価が下落に転じて下げ幅を拡大したことも圧迫要因となった。その後、時間外取引で序盤に低下していた米10年債利回りが上昇に転じたことから、ドル/円は128.08まで上昇し、ドル/円の上昇に連れてクロス円も堅調な動きとなった。

(2)上昇一服後は上値の重い動きとなり、上昇した米10年債利回りが再び低下したことや、日経平均株価が午後に入り、下げ幅を拡大して前日比250円超下落したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。その後、ラガルドECB総裁が「第3四半期末に金利はプラスに転じる可能性」、「金利はゼロかそれより少し上であればいい」との発言、さらにオーストリア中銀総裁が「7月会合で0.50%の利上げが適切かもしれない」と発言したことから、ユーロは主要通貨に対して上昇した。一方、英国の経済指標が予想以上の悪化となったことを受けて、ポンドは主要通貨に対して下落となった。

(3)米国市場では、序盤に発表された4月の米新築住宅販売件数、5月リッチモンド連銀製造業指数がともに市場予想を大幅に下回る結果となり、米経済の鈍化の兆しが見られた。結果を受けて、下落して始まった米主要株価指数が下げ幅を拡大したことや、米長期金利の指標となる米10年債利回りが2.826%から2.716%まで急速に低下したことから、ドルは主要通貨に対して下落となり、対円では一時126.36まで下落して4/18以来の安値を更新、対ユーロでは4/25以来の安値を付ける動きとなった。一方、ドル/円の下落に連れてクロス円も軟調な動きとなった。

(4)下げ一服後、終盤にかけて下落したダウ平均株価がプラス圏を回復したことや、対ドルで堅調な動きが続いたこともあり、クロス円は引けにかけて堅調な動きとなった。特に、連日ECB当局者のタカ派発言を受けて、ユーロは主要通貨に対して堅調な動きとなった。一方、ドルは欧州通貨や資源国通貨に対して軟調な動きが続いたことから、対円での戻りは限定的だった。

本日のトピックス

FRBによる利上げや、年内の利上げ継続観測が影響して、ここまで米国の景気を支えてきた米住宅市場や製造業の鈍化傾向が鮮明となりつつあり、米国の景気後退懸念も出てきている。そのため、ドルは主要通貨に対して下落しており、ドル/円は5/9に付けた131.35から約5円下落している。

ここから米経済指標の悪化が続くようなら、一段の下げとなる可能性も考えられえることから、米国の経済指標の結果が注目される。また、一部でFRBの大幅利上げ観測が後退するとの見方が広がっており、米国の長短金利も低下が続いている。

本日の米国時間では、4月の米耐久財受注と、5月3-4日のFOMC議事要旨の発表が予定されている。このところ米当局者の金融政策に関する発言が多くなっており、利上げペースの思惑が交錯している。ただ、今回のFOMCの議事要旨は、ドル/円が131円台を付けていた時期のものであり、大幅利上げが議論されていたことから、現在の状況とギャップがある可能性も。そのため、議事要旨を冷静に受け止め、マーケットの反応に注目したい。

5/25の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

4月耐久財受注(前月比)

耐久財受注(Durable Goods Manufacture's Orders)は、米国の耐久財(耐久年数3年以上)の新規受注額を集計した指標であり、設備投資の先行指標として注目されている。特に、変動の大きい輸送用機器などを除いた受注額が民間の設備投資の先行指標として注目されている。
0.6% 0.8%
前回は市場予想に届かなかったものの、2ヵ月ぶりの増加となった。一方、変動の大きい輸送機器を除いた受注は市場予想を上回り、2021年4月以来の大幅な伸びとなった。民間航空機、国防関連の航空機がともにマイナスとなったことが影響した。今回は、伸び幅の縮小が予想されているものの、プラスが維持されて設備投資の底固さが示されるのか注目したい。
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