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2024-04-28 06:43:31

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2023年3月14日

マーケットトピックス 2023年3月14日

前営業日トピックス

前週末に米シリコンバレー銀行が経営破綻を下との報道を受けてリスク回避の動きが強まった流れを引き継ぎ、東京市場ではドル円・クロス円はギャップダウンして始まった。米財務省とFRB、連邦預金保険公社が、預金の保護や金融システムの安定維持を表明したこと受けて、ドル円・クロス円は下げ幅を縮小したものの、日経平均株価が500円超下落したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。また、欧州市場でも主要株価指数が序盤から下落したことや、米長期金利が低下したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。その後、下落して始まった米主要株価指数が上昇に転じたことや、低下していた米金利が持ち直したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。欧州通貨や資源国通貨は対ドルで上昇したことから、対円でも大幅に値を戻した。

米株式市場では、米銀2行の経営破綻を受けて金融システム不安が高まったことを背景に、主要株価指数は序盤から軟調な動きとなった。その後、米大統領が「米国の銀行システムは安全である」とし、「必要なことは何でもする」と強調したことで、投資家の過度なリスク回避の動きが後退して値を戻した。ダウ平均は、序盤に前週末比284ドル安まで下落したものの、その後は上昇に転じて一時330ドル高まで上昇した。しかし、終盤に再びマイナス圏まで下落して、90.50ドル安(-0.28%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは49.95ポイント高(+0.45%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)週明けの東京市場では、米シリコンバレー銀行の経営破綻を受けたリスク回避の動きが強まった前週末の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円はギャップダウンして始まった。ドル/円は、前週末の海外市場終値の134.93から1円超ギャップダウンの133.88から始まり、一時133.56まで下落して2/15以来の安値となった。しかし、その後米財務省とFRB、連邦預金保険公社が預金の保護を含む破綻処理策と金融システムの安定維持を表明する声明を公表したことを受けて、ドル円・クロス円は下げ幅を縮小し、ドル/円は135.04まで値を戻した。ただ、日経平均株価が下落して始まり、一時512円安まで下落したことや、来週のFOMCでFRBが利上げを見送るとの思惑も加わり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなり、ドル/円は再び133.68まで下落した。

(2)その後、内外の主要な経済指標の発表がないことや、翌日に米消費者物価指数の発表を控えて様子見ムードも強まり、限定的な動きとなった。その中で、日経平均株価が午後に入り、下げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。ただ、欧州時間では、欧州主要株価指数は序盤から大幅下落となったことや、米長期金利が低下したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

(3)米国市場では、来週のFOMCでの利上げ見送り観測が広がったことや、政策金利動向に敏感な米2年債利回りが3.993%まで低下して昨年10/4以来の低水準、米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.411%まで低下して2/6以来の低水準となるなど、米金利低下を受けてドルは序盤から軟調な動きとなったことを受けて、ドル/円は序盤の高値133.27から132.55まで下落して2/14以来の安値を付けた。また、ドル/円の下落に連れてクロス円も軟調な動きとなった。

(4)バイデン米大統領が「米国の銀行システムは安全である」とし、「必要なことは何でもする」と強調したこと受けて、下落して始まった米主要株価指数が上昇に転じて上げ幅を拡大したことや、米金利が持ち直したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。特に、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで上昇したことから、対円でも大幅に値を戻した。ドル/円は、終盤にかけて133.62まで値を戻した。

本日のトピックス

米銀行の経営破綻を受けて、米政府が預金保護の方針を打ち出したことなどから、投資家のリスク回避の動きが後退し、株価やドル円・クロス円は値を戻す動きとなった。ただ、不安は払拭できていないことから、当面は神経質な展開も予想される。

一方、金融不安を背景に、来週のFOMCで利上げが見送られるとの見方も出ているが、本来企業の破綻と物価高抑制のための金融政策は別物と見られるが、混乱を背景とした思惑が交錯しているようだ。本日の米国時間では、2月の米消費者物価指数の発表が予定されており、結果が注目されている。

金利先物市場では、先週前半では3月のFOMCでの0.50%の利上げを80%織り込む水準となっていたが、現在は0.25%の利上げを30%織り込む水準まで低下しており、金利市場でも利上げ観測が後退している。その中で、米消費者物価指数の結果を受けて、利上げ期待がどのように変化するのか注目されている。

3/14の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

2月消費者物価指数(前年比)

消費者物価指数(CPI = Consumer Price Index)は、消費者を対象とした小売やサービスの価格動向を示した指数である。特に、食品とエネルギーを除いたコア指数が重要視されている。そして、米国の金融政策を決定する上で重要な経済指標であり、為替市場への影響も非常に大きい。
6.0% 6.4%
前回は市場予想を下回る結果となり、前年比ベースで7ヵ月連続の縮小となったた。食品、電気料金が前月から伸び幅が縮小したものの、エネルギーと住居費が3ヵ月ぶりの大幅上昇となった。今回は、一段の低下が予想されており、8ヵ月連続の低下が予想されているが、寄与度の大きい居住費に注目したい。
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