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2024-04-29 01:13:36

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2023年3月16日

マーケットトピックス 2023年3月16日

前営業日トピックス

東京市場では、前日の海外市場終盤の軟調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。さらに、日経平均株価が上昇して始まり、一時200円超上昇したことも押し上げ要因となった。ただ、その後は時間外取引で米長期金利が低下したことに合わせてドルが軟調な動きとなり、また日経平均株価が下落に転じて一時マイナス圏まで下落したことから、クロス円も軟調な動きとなった。しかし、午後に入り米金利が上昇したことから、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。欧州時間では、スイスの金融大手が、財務報告に関する内部統制に重大な弱点があると明らかにしたことを受けて、世界的な金融不安への懸念が高まり、リスク回避の動きが優勢となった。

米国市場では、米長期金利が低下したことも加わり、ドル/円は下げ幅を拡大し、一時132.22まで下落した。一方。ユーロは対円で1/20以来、対ドルで1/6以来の安値を更新した。その後、スイス当局が必要なら流動性を供給すると表明したこともあり、リスク回避の動きが和らぎ、ドル円・クロス円も値を戻した。

米株式市場では、米銀行の経営破綻に続き、スイスの金融大手の経営不安が明らかになったことを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、主要株価指数は序盤から大幅下落となった。ただ、終盤にはスイス当局が必要なら流動性を供給すると表明したことでリスク回避の動きが和らぎ、主要株価指数は下げ幅を縮小した。ダウ平均株価は、序盤から軟調な動きとなり、一時前日比725ドル安まで下落した。その後は下げ幅を縮小し、280.83ドル安(-0.87%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、終盤にプラス圏を回復して5.90ポイント高(+0.05%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、米銀行の経営破綻に関して、米金融当局が預金の保護などの救済措置を発表したことで、金融システム不安への懸念がやや後退したことが材料視されたことや、日経平均株価が上昇して始まったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、時間外取引で米金利が低下したことから、ドル円・クロス円も軟調な動きとなった。ドル/円は、134.18から134.60まで上昇した後、134.03まで下落した。

(2)下げ一服後、政策金利動向に敏感な米2年債利回りが上昇に転じて4.252%から4.332%まで上昇したことから、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ドル/円は、安値の134.03から135.10まで上昇した。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで下落したものの、対円ではドル/円の上昇に連れて堅調な動きとなった。

(3)スイスの金融大手クレディ・スイスが、財務報告に関する内部統制に重大な弱点があると明らかにしたことを受けて、世界的な金融不安への懸念が高まり、リスク回避の動きが優勢となった。さらに、欧州主要株価指数の大幅下落と共に、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

(4)米国市場では、欧州市場の流れを受けて、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、米2年債利回りが欧州時間の4.402%から3.711%まで低下、米10年債利回りも3.698%から3.380%まで低下したことも加わり、ドル/円は下げ幅を拡大して一時132.22まで下落した。一方。ユーロは対円で一時139.48まで下落して1/20以来、対ドルでは1.0518まで下落して1/6以来の安値を更新した。

(5)その後、スイス当局が必要なら流動性を供給すると表明したこともあり、リスク回避の動きが和らぎ、米金利や大幅下落した米主要株価指数が持ち直したことから、ドル円・クロス円も値を戻し、ドル/円も一時133.78まで値を戻した。

本日のトピックス

米銀行の経営破綻に続き、スイスの金融大手の経営不安が明らかになったことを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、欧米の主要株価指数が大幅下落となったことを受けて、ドル円・クロス円は大きく下落した。ただ、その後スイス当局が必要なら流動性を供給すると表明したことで、一旦落ちつきを見せている。

本日は、ECB理事会の結果発表が予定されているが、ここまで0.50%の利上げが確実視されていたものの、金融不安を背景に利上げ幅を0.25%に縮小するとの見方も出ている。しかし、東京時間に入り、クレディ・スイスがスイス中銀から500億フラン借り入れるとの報道を受けて、ドル円・クロス円が上昇する動きも見られており、政策発表にどう影響するのか注目されている。

米国市場では、新規失業保険申請件数、住宅着工件数、輸出入物価指数などの発表が予定されているが、金融不安への懸念などもあり、市場予想から大きく乖離しなければ、反応は限定的との見方もある。また、来週のFOMCの発表を控えていることもあり、本日のECBの結果を受けて思惑が交錯する可能性も考えられる。

3/16の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

2月住宅着工件数

住宅着工件数は、建設が着工された民間住宅の着工件数を集計した経済指標で、家電製品などの個人消費との相関性も高いことから、景気動向を見る上で重要な指標である。また、天候の影響を受けやすいという面もある。
131.0万件 130.9万件
前回は市場予想を下回り、5ヵ月連続の低下で2020年6月以来の低水準となった。高水準が続く住宅ローン金利に加え、寒波襲来など天候不順が影響した可能性が指摘されている。一方、着工件数の先行指標となる許可件数は、2020年5月以来の低水準から小幅増加に転じたこともあり、今回の着工件数はその影響で小幅増加が予想されている。
21:30 米国

新規失業保険申請件数(3/10までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
20.5万件 21.1万件
前回は市場予想を上回り、昨年12/23までの週以来の高水準となった。労働市場のひっ迫がやや緩和されたことが示されたものの、ただ依然として歴史的低水準を維持している。今週は、前週から再び低下が予想されている。
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