前営業日トピックス
東京市場では、序盤からドルは上値の重い動きとなったものの、仲値公示にかけては実需のドル買いが観測されたことから堅調な動きも見られた。しかし、日経平均株価が390円超下落したことから、上値の重い動きとなった。午後に入り、欧州通貨や資源国通貨に対してドルが下落したことから、ルは対円でも上値の重い動きとなったが、米金利上昇を受けて対円でも堅調な動きとなった。その後、欧州時間でも円売りが続き、ドル円・クロス円は一段の上昇となった。
米国市場では、序盤に発表された米経済指標が軒並み良好な結果となったことを受けて、米長期金利の上昇とともに、ドルは堅調な動きとなった。ドル/円は、一時144.17まで上昇し、昨年11/10以来の高値を更新した。その後、一時143.80台まで下落したが、終盤にかけて144円台を維持する底固い動きとなった。
米株式市場では、序盤に発表された米経済指標が軒並み良好な結果となったことを受けて、米景気後退への懸念が和らぎ、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなった。ダウ平均は、ここまで下落が続いたこともあり値頃感の買い戻しが入り、序盤から堅調な動きが続き、一時前日比260ドル高まで上昇した。ただ、終盤には上げ幅を縮小する動きとなり、212.03ドル高(+0.63%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、219.89ポイント高(+1.65%)で終了した。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
前日の海外市場では、ドル/円が144円台まで上昇し、年初来高値を更新した。その後、利益確定の動きなどもあり、一時143.80台まで下落したものの、終盤には再び144円台を回復して底固い動きとなった。
本日も神田財務官が「行き過ぎた動きがあれば適切に対応する」と発言したこともあり、東京時間では円買い戻しも入り、143.70台まで下落している。ただ、マーケットでは、連日の日本当局者の口先介入にも限界があるとの見方もあり、発言を受けてドル円・クロス円は下落したものの、底固い動きとなっている。
次の動きとしては、金融機関へのレートチェックなどがあるが、前回の介入時の145円台に近付いていることから、神経質な動きも予想されている。ただ、欧米と日本の金利差拡大観測が根強いことから、牽制の動きだけでは円売りが止まらなくなっている。そのため、円売りの流れが続くとの見方もある。また、介入を実施した場合でも、一時的な下落となるものの、下げたところでは円売りが再び活発になるとの見方もあり、日銀の政策変更があるまでは金利差拡大を材料に円売りが続くと見られている。
本日の米国市場では、米国の主要な経済指標の発表がないことから、やや限定的な動きも予想されているが、ECBフォーラムでパウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、植田日銀総裁、ベイリー英中銀総裁の講演が予定されており、それぞれの発言内容が注目されている。
本日のトピックス
前日の海外市場では、ドル/円が144円台まで上昇し、年初来高値を更新した。その後、利益確定の動きなどもあり、一時143.80台まで下落したものの、終盤には再び144円台を回復して底固い動きとなった。
本日も神田財務官が「行き過ぎた動きがあれば適切に対応する」と発言したこともあり、東京時間では円買い戻しも入り、143.70台まで下落している。ただ、マーケットでは、連日の日本当局者の口先介入にも限界があるとの見方もあり、発言を受けてドル円・クロス円は下落したものの、底固い動きとなっている。
次の動きとしては、金融機関へのレートチェックなどがあるが、前回の介入時の145円台に近付いていることから、神経質な動きも予想されている。ただ、欧米と日本の金利差拡大観測が根強いことから、牽制の動きだけでは円売りが止まらなくなっている。そのため、円売りの流れが続くとの見方もある。また、介入を実施した場合でも、一時的な下落となるものの、下げたところでは円売りが再び活発になるとの見方もあり、日銀の政策変更があるまでは金利差拡大を材料に円売りが続くと見られている。
本日の米国市場では、米国の主要な経済指標の発表がないことから、やや限定的な動きも予想されているが、ECBフォーラムでパウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、植田日銀総裁、ベイリー英中銀総裁の講演が予定されており、それぞれの発言内容が注目されている。