SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-29 00:46:03

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2023年11月1日

マーケットトピックス 2023年11月1日

前営業日トピックス

東京市場では、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。前日の海外市場で円買いが優勢となったこともあり、序盤から値を戻す動きとなった。午後に入り、日銀が金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロールの運用柔軟化を決めたが、前日の報道などもあり想定内との見方から円売りが優勢となり、ドル/円は150円台乗せとなった。その後、植田日銀総裁の発言を受けて円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドルは序盤から堅調な動きとなった。さらに、米経済指標が軒並み市場予想を上回ったことも加わり、ドルは一段の上昇となり、ドル/円は一時151.71まで上昇し、昨年10/21以来の高値を付けた。その後、為替介入などに対する警戒感も意識されて急速な円買い戻しが入り、一時151.07まで下落する場面もあったが、終盤にかけて米長期金利が上昇幅を拡大したこともあり、ドル/円は再び151.60台まで値を戻した。

米株式市場では、序盤から主要株価指数は軟調な動きとなったが、米企業決算への期待感や原油価格の下落などを背景に買いが優勢となり、その後軒並みプラス圏を回復した。ただ、FOMCやパウエルFRB議長の会見を控えて様子見ムードも出ており、上値は限定的だった。ダウ平均株価は、序盤から軟調な動きとなり、一時前日比141ドル安まで下落した。その後はプラス圏を回復して141ドル高まで上昇する場面もあり、123.91ドル高(+0.38%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、61.76ポイント高(+0.48%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場で下落した流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、仲値公示にかけて実需のドル買いが観測されたこともドルの押し上げ要因となった。ドル/は、序盤の149.02から149.56まで上昇した。

(2)午後に入ると、日銀が金融政策決定会合で、現在長期金利の事実上の上限である1%をめどに金利上昇を容認するなど、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)の運用柔軟化を受けて円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。また、声明などがハト派的との受け止められたことも影響した。さらに、午前中はマイナス圏で推移した日経平均株価が前日比270円超まで上昇したことも押し上げ要因となった。ドル/円は、150.18まで上昇し、2日ぶりの150円台乗せとなった。その後、植田日銀総裁の会見を受けて、ドル円・クロス円は一段の上昇となった。

(3)米国市場では、日銀の金融政策決定会合や植田日銀総裁の会見での発言を受けた円売りが続いており、ドル/円は序盤から堅調な動きとなった。さらに、米雇用コストが1.1%(予想1.0%)、米住宅価格指数0.6%(予想0.5%)、米消費者信頼感指数が102.6(予想100.5)と軒並み市場予想を上回ったことも加わり、ドルは一段の上昇となり、ドル/円は序盤の150.63から151.71まで上昇し、2022年10/21以来の高値を付けた。

(4)その後、為替介入などに対する警戒感も意識されて急速な円買い戻しが入り、一時151.07まで下落する場面もあったが、終盤にかけて米長期金利が上昇幅を拡大したこともあり、ドル/円は再び151.60台まで値を戻した。

本日のトピックス

昨日の海外時間に、ドル/円は一時151.71まで上昇したが、ここでも政府・日銀の介入が見られなかった。東京時間では、神田財務官が、足元の円安進行について一方的で急激な動きを懸念しているとし、あらゆる手段を排除せず、適切に対応すると述べたことを受けて、介入への警戒感が意識されてドル/円は上値の重い動きとなった。

本日は、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の会見が予定されており、結果と発言の内容が注目されている。タカ派姿勢が示されれば、改めて日米の政策の違いが意識され、ドルは一段の上昇となる可能性も考えられる。ただ、日本政府・日銀の為替介入の可能性も高まることから、かなり神経質な動きとなることも予想されている。

FOMCの結果発表の前には、米ADP雇用統計、ISM製造業景況指数、JOLT求人件数の発表が予定されており、週末に米雇用統計の結果発表を控えているだけに、これらの指標の結果も注目されている。ただ、FOMCなどを控えていることもあり、発表までは限定的な動きが続くとの見方もある。

11/1の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:15 米国

10月ADP雇用統計

ADP雇用統計は、民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計。2200万人の支払い給与の動向に基づき算出、通常米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されるため、米国雇用統計の結果を予想する上でよく参考にされる。
15.0万人 8.9万人
前回は市場予想を下回り、2021年1月以来の低い伸びとなった。複数の業種で鈍化の兆候が示された。特に、ビジネスサービス、製造業、貿易、運輸などが落ち込んだものの、娯楽、ホスピタリティーが伸びたことで相殺した。今回は、前回の反動もあり、伸び幅の拡大が予想されている。

気まぐれ投資コラム

FF金利の誘導目標は据え置き予想、FRB議長の会見での発言に注目

前回のFOMCでは、予想通りFF金利の誘導目標が据え置かれたものの、ドット・チャート(メンバーの予想)で予想中央値が上方修正されたことを受けて追加利上げの期待が高まり、米長期金利の上昇とともにドルも上昇に転じた。その後、パウエルFRB議長が会見で「FRBは金利決定について慎重に進める」と発言したことを受けて、ドルが失速する場面もあったが、「適切であれば追加利上げの用意がある」との見解を示したことで再びドルは堅調な動きとなった。ドル/円は、序盤の147.50から148.11まで上昇後、一時147.71まで下落したものの、終盤にかけて148.30まで上昇した。

9月の米消費者物価指数は、市場予想を上回り5月以来の高水準となった。さらに、非農業部門雇用者数が1月以来の高い伸びとなったことも加わり、追加利上げの可能性を指摘するFRB高官の発言も目立っていた。

今回のFOMCではFF金利の誘導目標が据え置かれるとの予想が大勢となっている。また、最近の米経済指標が比較的良好な結果が続いていることもあり、FRBが引き締めの長期化を示唆するのか注目されている。

エコノミスト予想では、全体の90%が金利据え置きを予想しているが、金利先物市場では0.25%の利上げの折り込み度合いは0%となっている。

予想通りの結果なら、インパクトは大きくなく、ドット・チャートの公表もないことから、反応は限定的と見られている。そのため、パウエルFRB議長の会見での発言が注目され、前回同様に追加利上げの可能性に関する発言には敏感に反応する可能性も考えられる。

※出所:FX総合分析チャート 

※出所:データを基にSBILMが作成

今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【FXデビュープログラム】FX口座の新規開設&お取引で最大700,000円キャッシュバック!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 米株デビューコンテンツ(GWも取引できる!)

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.