前営業日トピックス
アジア市場では、序盤からドルが主要通貨に対して軟調な動きとなり、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。ただ、下げ一服後は値を戻す動きとなった。一方、ドイツやユーロ圏、英国の経済指標が良好な結果となったことから、ユーロやポンドはドルや円に対して堅調な動きとなった。
米国時間では、米国がThanksgiving Day(感謝祭)の祝日で主要市場が休場となり新規材料に乏しい中、欧州時間の流れを引き継ぎ序盤から堅調な動きとなった。ドル/円は、一時146.69まで上昇したが、欧州市場終了後は市場参加者も少なく、狭いレンジ内の動きが続いた。
米株式市場は、Thanksgiving Day(感謝祭)の祝日のため休場
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)アジア市場では、日本が祝日で主要休場となり新規材料に乏しい中、中国人民銀行がこの日の人民元の対ドル基準値を5ヵ月ぶりの元高水準に設定したことを受けて人民元が対ドルで上昇となり、ドルは主要通貨に対して下落した。ドル/円は、序盤の149.56から148.89まで下落し、ドル/円の下落にクロス円も軟調な動きとなった。ただ、下げ一服後は値頃感の買い戻しも入り、ドル/円は149.35まで上昇した。一方、ドイツやユーロ圏、英国の製造業PMIがいずれも市場予想を上回ったことを受けて、欧州通貨はドルや円に対して堅調な動きとなった。
(2)米国時間では、米国がThanksgiving Day(感謝祭)の祝日で主要市場が休場となり新規材料に乏しい中、欧州時間の流れを引き継ぎ序盤から堅調な動きとなった。ドル/円は、アジア時間に付けたこの日の高値の149.56を上抜けると一段の上昇となり、一時146.69まで上昇した。しかし、欧州市場終了後は市場参加者も少なく、狭いレンジ内の動きが続いた。
本日のトピックス
昨日は、日米市場が休場となり、本日は休場明けとなるものの市場参加者が少ないと見られており、積極的な売買が手控えられて、限定的な動きが予想されている。
休場明けの米国市場では、11月の製造業PMIの発表が予定されており、速報値であることから、比較的敏感に反応することも多く注目されている。さらに、昨日欧州主要国の製造業PMIが発表され、良好な結果となったことでユーロやポンドが上昇した要因となったこともあり、本日の結果に注目したい。ただ、感謝祭から連休を取るケースも多く、市場参加者が少ないことも予想されており、指標発表終了後は限定的な動きとなる可能性も考えられる。