指数の値動きから大きなリターンを狙うブル・ベア型ファンドとは?
2020/4/22
ブル型ファンド・ベア型ファンドとは、先物やオプションなどの取引を利用することで指数の値動きの数倍のリターンを狙うファンドです。
市場動向等によっては大きく損をする可能性もありますが、相場の動きをうまく掴むことができれば、高いリターンに期待することができます。
ブル型ファンド
参照する指数の上昇時に、その上昇幅以上のリターンが出るように設計されています。
ブル型ファンドの値動きのイメージ
ベア型ファンド
参照する指数の下落時に、その下落幅以上のリターンが出るように設計されています。
ベア型ファンドの値動きのイメージ
- ※上記はあくまで指数の値動きとファンドの基準価額の値動きの関係を示すための例であり、実際の値動きを示すものではありません。実際の運用においては信託報酬・監査費用等のコスト負担等が発生し、運用目標どおりの投資成果が達成できるとは限りません。
このように、ブル・ベア型ファンドは相場の値動きに対して大きなリターンを狙うことができます。また、ベア型ファンドにおいては、相場の下落時にリターンを獲得することに期待ができるという点も特徴と言えます。
ブル・ベア型ファンドは、対象とする指数の値動きにより基準価額が大きく下落することがあります。この為予想と逆の方向に対象とする指数が動いた場合、大きな損失を被るリスクがありますので、ご注意ください。
ブル・ベア型ファンド豆知識
「ブル(Bull)」と「ベア(Bear)」はそれぞれ「牡牛」と「熊」のことです。強気相場を表す「ブル」は相場の上昇を牡牛が角を突き上げる姿に、弱気相場を表す「ベア」は熊が前足を振り下ろす姿、あるいは背中を丸めている姿に例えられたことに由来します。
ブルベア型ファンドから一部をピックアップしてご紹介
ブル型ファンド |
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日本の株式市場の概ね4.3倍程度の値動きを目指します |
対象資産 |
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日本株 |
ベア型ファンド |
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日本の株式市場の概ね3.8倍程度逆の値動きを目指します |
ブル型ファンド |
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S&P500指数(米ドルベース)の概ね2倍程度の値動きを目指します |
NASDAQ100指数(米ドルベース)の概ね2倍程度の値動きを目指します |
対象資産 |
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米国株 |
ベア型ファンド |
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NYSE FANG+指数(米ドルベース)の概ね3倍程度逆の値動きを目指します |
ブル型ファンド |
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取扱なし |
対象資産 |
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日本 |
ベア型ファンド |
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日本のREIT市場の概ね2倍程度逆の値動きを目指します |
ブル型ファンド |
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米国の長期国債市場の概ね4倍程度の値動きを目指します |
対象資産 |
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米国国債 |
ベア型ファンド |
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米国の長期国債市場の概ね4倍程度逆の値動きを目指します |
基準価額の変動にかかる留意事項
ブル・ベアファンドは、日々の基準価額の値動きがファンドが対象とする市場、通貨、指数等の値動きの「概ね1〜5倍程度」、「概ね1〜5倍程度逆」となることを目指して運用を行います。したがって運用目標どおりの投資成果が達成できた場合でも、2日以上離れた日との比較では、「概ね1〜5倍程度」または「概ね1〜5倍程度逆」とはなりませんのでご注意ください。 |
ブル・ベアファンドの日々の基準価額は、それぞれ目標とする市場、通貨、指数等の値動きの「ちょうど1〜5倍」または「ちょうど1〜5倍逆」にはなりません。その主な要因は次のとおりです。
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ブル・ベアファンドが対象とする指数等が上昇・下落を繰り返しながら元の水準に戻ったとしてもファンドの基準価額は元には戻りません。保有期間が長くなるほど基準価額が大きく押し下げられる傾向にあります。 |
ブル・ベア型ファンドの対象となる指数の値動きと基準価額推移のイメージ図
ブルファンド
ベアファンド
- ※上記はあくまで指数の値動きとファンドの基準価額の値動きの関係を示すための例であり、実際の値動きを示すものではありません。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。