世界中で「巣ごもり対策」に注目集まる!今後の成長に期待がかかるファンドは?
2020/5/13
コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、世界経済の減速懸念から株式市場は調整しました。
変動の大きい市場環境がしばらくは継続すると見られ、新型コロナウイルスの影響は幅広い産業に逆風となりますが、影響度合いは業種によって顕著になってきています。
外出制限による在宅勤務の拡大や巣ごもり消費の伸びが見られるなか、高い通信品質や洗練されたITインフラに対する重要性が再認識され、需要がより一層強まっています。
そんな情報技術に関連する企業に高い割合で投資しているファンドをチェックしてみませんか。
5Gの通信技術を支える企業に投資
「三井住友TAM−次世代通信関連 世界株式戦略ファンド (愛称:THE 5G)」
ファンドの特色
通信技術の発展によって成長が期待される企業を主要な投資対象とするファンドです。
5Gは、通信量の増加に耐えうるネットワークの大容量化、高速化を目指すシステムで、5Gを基盤としたあらゆる技術革新が期待されています。
各国の5Gの商用化にむけた動きにより、中長期的に5G関連の需要が顕在化することが見込まれます。
また今後、テレワーク関連企業や、増加するデータ通信量をサポートする通信インフラ関連企業の成長が加速する可能性があると考えられます。
業種別組入比率と今後の展望
業種別組入比率
委託会社からのコメント
2020年に入り、グローバル株式市場は大きく下落しました。新型コロナウィルスの感染が世界中に拡大し、多くの国で感染症対策として外出や渡航を制限する措置が取られ、世界経済の急激な冷え込みに対する警戒感が強まりました。
3月以降、米国市場では度々サーキット・ブレーカーが発動するなど株式市場の変動性が高まり、多くの銘柄が投げ売られる状況となりました。
こうした中、当ファンドの基準価額は、グローバル株式市場と比較して小幅な下落率にとどまりました。足下では、企業が在宅勤務を推進したり、動画配信サービスの視聴時間が急増するなど、データ通信量が急増しています。
次世代通信技術(5G)を活用した情報通信ネットワークの重要性が高まっており、当ファンドの投資先企業にとって株価の下支え要因になったと考えています。
組入れ銘柄の一部をご紹介
キーサイト・テクノロジーズ
(国・地域:米国 業種:情報技術)
世界中の通信関連企業を顧客に持つ電子計測機器メーカー。ネットワークの通信状況を計測するテスト機器に強み。
TモバイルUS
(国・地域:米国 業種:コミュニケーション・サービス)
ワイヤレス通信プロバイダー。米国全国規模の携帯電話事業者の大手一角。
- ※2020年3月31日時点
- ※業種別組入比率は純資産総額比です。
- ※「Next Generation Connectivity Fund JPY Unhedged Class」の資産内容等は、三井住友トラスト・アセットマネジメントがニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズ・エル・エル・シーからの情報提供に基づき作成しておりますが、掲載データに関する情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。
- ※(出所:三井住友トラスト・アセットマネジメント作成の資料を基にSBI証券が作成)
外部環境変化の影響を受けにくい、本質的価値の高い企業を選別
「One−グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」
ファンドの特色
「ハイクオリティ成長企業」とは、他社には真似できない競争優位性と高い成長性を併せ持つ企業を指し、その中から市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄を選択し、運用を行います。
市場の変動性が高い状態が当面続くと予想されることから、常に保有銘柄に対する投資の前提を検証するとともに、マクロ環境の影響を受けにくいビジネスは何かを特定することに注力して、銘柄選定を行っています。
今後は消費者行動の変化や、サプライチェーンの再構築が起きると予想されることから、そうした変化を前提に各企業の本質的価値の見直しや、ビジネスモデルに対する評価の再検証を行っています。
業種別組入比率と今後の展望
業種別組入比率
委託会社からのコメント
財務内容が良好で、将来の予測の比較的立てやすい事業を行っており、外部環境変化の影響を受けにくいと考えられる企業へ投資しています。
ポートフォリオの構築にあたっては、引き続き徹底したボトムアップ・アプローチを通じ、長期にわたり持続的で質の高い成長が期待できる企業を選別し、株価の割安度を重視して少数の銘柄へ集中投資を行っていく方針です。
こうした個別銘柄選択の結果として、一般消費財・サービスや情報技術関連銘柄の保有比率が高めとなる一方で、金融やヘルスケア関連銘柄の保有比率は抑制気味となっています。
組入れ銘柄の一部をご紹介
MASTERCARD INC
(国・地域:米国 業種:情報技術)
VISAに次ぐ国際決済事業会社。キャッシュレス化の進展等による業界の高成長の恩恵を享受している。ビッグデータ分析にも注力。
AMAZON.COM INC
(国・地域:米国 業種:一般消費財・ サービス)
オンライン小売、クラウド・コンピューティング業界のリーダー。アマゾン・ウェブ・サー ビス(AWS)の継続的な開発と北米の電子商取引の拡大により長期的な付加価値創造を目指す。
- ※2020年3月31日時点
- ※業種別組入比率は組入株式評価額に対する割合です。
- ※業種はGICS(世界産業分類基準)によるものです。
- ※上記は、組入銘柄の紹介を目的として、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・インクからの情報を基に委託会社が作成しており、記載銘柄の 推奨を行うものではありません。
- ※(出所:アセットマネジメントone作成の資料より抜粋)
インターネットサービスの発展に欠くことのできないサイバーセキュリティ関連の企業に投資
「三菱UFJ国際−サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」
ファンドの特色
サイバー攻撃に対するセキュリティ技術があり、これを活用した製品・サービスを提供するテクノロジー関連企業への投資を行います。
インターネット活用の拡大や個人情報保護の強化への対応によるセキュリティ対策需要増加などを背景に、サイバーセキュリティ市場は拡大が期待されています。
最近脚光を浴びたWEB会議システムやリモートアクセスなどのサービス提供にも、サイバーセキュリティの高い技術が求められます。
本ファンドでは、サイバーセキュリティの需要拡大および技術向上の恩恵を享受すると考えられる企業の株式の中から、持続的な利益成長性、市場優位性、財務健全性、株価水準等を考慮して組入銘柄を選定します。
業種別組入比率と今後の展望
業種別組入比率
委託会社からのコメント
世界的な新型コロナウイルスの流行による在宅勤務の増加により、サイバー攻撃のリスクが急激に高まっています。
情報セキュリティは企業のCEOにとって引き続き最優先事項となっており、サイバー・セキュリティ・ソリューションに対する世界の需要は強く、その勢いは増しつつあります。サイバー攻撃の脅威は、企業やクライアントの重要なデータを保護するため、より多額の支出が必要であるとの認識を高めました。サイバー攻撃方法の高度化に加え、法的責任を負わざるをえない可能性や引き起こされる脅威に鑑みると、企業がサイバー・セキュリティ問題への対応策を再検証していく中で、その需要は長期的なトレンドになると考えています。
組入れ銘柄の一部をご紹介
クラウドストライク・ホールディングス
(国・地域:米国 業種:ソフトウェア・サービス)
企業のエンドポイント・プロテクションに関するプラットフォームを構築するクラウドベースのセキュリティ・ソリューションを提供。また、グラフ・データベース、行動学習を活用してプラットフォーム開発も行う。
ゼットスケーラー
(国・地域:米国 業種:ソフトウェア・サービス
クラウドベースのプラットフォームを提供。このプラットフォームは、ウェブ・モバイルセキュリティ、脅威対策、クラウド・アプリケーションの可視化等に対応するユーザーやアプリケーションを保護するサービス。
- ※2020年3月31日時点
- ※表示桁未満の数値がある場合、四捨五入しています。
- ※原則として、比率は純資産総額に対する割合です。
- ※業種は、GICS(世界産業分類基準)で分類しています。
- ※(出所:三菱UFJ国際投信作成の資料を基にSBI証券が作成)
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。