≪採録レポート≫節約オタクふゆこ氏と考える!今後の米国株マーケットとインデックス投資について
2024/4/26
YouTube登録者数40万人以上、節約・投資系ユーチューバーのふゆこ氏と三井住友DSアセットマネジメントの畠山ファンドマネージャーによる対談の模様をお送りします!
※この対談は2024年2月25日(日)に行われました。
- ●今後の米国株式の動向を2人はどうみている?
- ●米国株式インデックス(S&P500・NYダウ・ナスダック100)でどの指数に投資すべき?
- ●米国株式の代表的な3つのインデックスを投資対象とした新商品とは?
セミナー登壇者
節約・投資系ユーチューバー
節約オタクふゆこ 氏
三井住友DSアセットマネジメント
運用部マルチアセットグループ兼グローバル株式グループ
シニアファンドマネージャー 畠山 大樹 氏
今後の米国株式の動向を2人はどうみている?
ふゆこ:わたしは長期投資を前提にしているので、短期的な値動きはあまり気にしていません。当然、短期的には下がる時もありますが、下のチャートを見ていただければわかるように、長期的にみれば株価は右肩上がりになっているので、米国に限らず、世界経済の成長を期待してインデックスへの長期投資を行っています。
畠山:S&P500インデックスが史上最高値を更新するなど、“もう上がった” “高くて怖い” という懸念をお持ちの方もいるのではないでしょうか。一般的に株価は景気動向を先取りして動いていると考えられています。米国の景気先行指数の推移をみると、足もと、景気先行指数は底を打っており、ようやく戻り始めたタイミングにあると思われます。むしろ今から景気が良くなっていく局面であり、ここから株価上昇が期待できると考えます。
ズバリ、米国株式インデックスでどの指数に投資すべき?
ふゆこ:ズバリどれというのは難しいですね。ご自分のリスク許容度にあわせて投資をすることが重要だと思います。米国株インデックスもそれぞれリスクや期待リターンも異なると思うので、それを調べたり勉強したりして投資を楽しむということも大事だと思いますね。
畠山:長い目でみると、どの指数が一番良いかは一概には言えないと思います。
畠山:米国株式3指数の年間リターンの推移をみると、1つの指数が数年にわたり優位であったことはありますが、常に優位であり続けるというものではないと言えます。
ふゆこ:面白いデータだなと思います。私が2019年に投資を始めたときはS&P500最強!などとSNSなどで言われており、なんとなく凄いのだろうと思いS&P500に投資を始めたのですが、実際2019年はナスダック100のリターンが一番高かったのですね。こういったデータを知って投資をするということも大事だと感じます。
米国株式の代表的な3つのインデックスを投資対象とした新商品とは?
畠山:この度、私が運用するファンド「米国株式これ1本(S&P500・NYダウ・ナスダック100)」が設定されることになりました。(現在は既に販売開始)こちらは名前の通り、米国株式3指数を投資対象として、S&P500インデックスを上回る投資成果を目指すものです。ポイントは景気や市場の動向に応じて、米国株式3指数の組合せを毎月選定するということです。基本的な考え方としては、S&P500をベースとして1/3持ち、2つのアプローチによりそれぞれ1/3ずつ投資先を選定します。
ふゆこ:「米国株式3指数を均等に1/3ずつ持つということではない」ということですか?
畠山:このファンドは、それぞれのインデックスが優位と思われる局面で投資配分を高めることで、S&P500より高いリターンを目指すことに主眼を置いています。下の図はバックテストを行った際の、投資配分の推移を示したものです。赤色がS&P500で、ベースとして1/3保有し続けています。残りの2/3は、S&P500を含め、緑色のNYダウと黄色のナスダック100を機動的に切り替えています。ある月はNYダウのウェイトが高かったが、翌月にはナスダック100が高いということもあります。結構な頻度で投資配分は変わることになると思います。
ふゆこ:コスト*が最大年率0.83017%(税込)程度とのことですが、インデックス投資家からしたら高いなと感じていますがいかがですか?
*ファンドの運用管理費用(信託報酬)に、投資対象とするETFの管理費用を含めた実質的負担
畠山:インデックスファンドに比べ、運用コストなどがかかるため、信託報酬が少し高くなってしまいますが、そこはご理解ください。ちなみに下図は先ほどの投資配分を行ったバックテストの結果となります。1999年3月末から2023年12月末の期間でバックテストを行い、当ファンドの信託報酬および投資対象ETFの経費率、売買コスト等を差し引いた上で、S&P500のリターンを年率3%程度上回る結果となりました。
最後に一言
畠山:当ファンドはS&P500への投資だけでは物足りない、S&P500だけでなく米国株式3指数を活用したいといった方におすすめのファンドです。ぜひご検討いただけると嬉しいです。
ふゆこ:YouTubeでも普段からお話しているのですが、インデックス投資のほうが万人におすすめできるとお話をしていますが、私自身もインデックス投資を中心にしながら高配当株投資というアクティブ投資のようなことをしています。インデックス投資はしているものの、違う投資もしてみたいなという方にとってはご自分のリスク許容度の範囲で、アクティブファンドも検討してみても良いのではないでしょうか。
※本編の動画はこちら↓
今回ご紹介したファンドの詳細はこちら
ご注意事項
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