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2024-04-27 19:21:53

外国株式 > 【特別インタビュー】 テーマ投資は未来志向の投資手法

【特別インタビュー】 テーマ投資は未来志向の投資手法

【特別インタビュー】 テーマ投資は未来志向の投資手法

米国の運用会社”Global X”で、成長テーマのリサーチヘッドを務めるペドロ・パランドラーニ氏が来日しました。日本の投資家向けにテーマ投資の意義や注目のテーマなどをインタビューしました。

成長テーマのリサーチヘッドをされているとの事ですが、ペドロさんが考えるテーマ投資とは具体的にどのような投資でしょうか?

ペドロ

投資家は将来の株価を考える材料として、過去の株価パターンに頼ることが多いと思います。それと同じくらい重要なのは、私たちが慣れ親しんできたものとは全く異なる未来に備えることだと考えています。そこで登場するのが「テーマ投資」です。テーマ投資とは「世の中で起こると予想される変化を取り込む、未来志向の投資手法」です。新しい技術が既存のパラダイムを破壊し、世界の人口動態の変化により消費者行動が変容し、既存のビジネスモデルは変革を余儀なくされるという未知の時代に対して、テーマ投資の必要性が高まっていると確信しています。
テーマ投資は、中長期の構造的なトレンドや既存の概念を覆す可能性がある1度限りの変化を捉えるため、ポートフォリオの戦略的な資産配分の一部に加えることで、投資家はより優れたポートフォリオを構築できると考えています。実際、米国の投資家はポートフォリオにテーマ投資を5〜10%程度組入れ、状況に応じて資産配分を調整しています。また、伝統的なセクター投資のヘッジとして利用するケース(例えば金融セクターのヘッジとしてフィンテック関連に投資)もあります。

日本ではテーマ投資は値動きが大きいため短期で売買しているイメージがありますが、長期で投資することが重要なのでしょうか?

ペドロ

日本におけるテーマ投資は短期のリターンを狙った投資が多いと聞いていますが、長期投資が極めて大切です。テーマ投資で対象となるテクノロジー関連企業を例にあげると、短期の景気循環的なトレンドと長期の構造的なトレンドの両方から影響を受ける可能性があります。
インカム型はGlobal Xが提供するETFカテゴリーの一つで、米国上場では高配当、REIT、オプション戦略、優先証券、新興国債券、MLPなど22本(うち金融庁登録済は17本)、東証上場では高配当、REIT、オプション戦略、優先証券など9本を提供しています。
景気循環の面では、テクノロジー関連企業は経済成長の影響を受けやすく、個人や企業の支出増加の恩恵を受けます。また、ロボットやAI(人工知能)の進歩は製造プロセスや輸送、ヘルスケア、その他経済分野に構造的に多大な影響を及ぼすと予想されます。
テーマの長期的かつ破壊的な特性を考慮すると、構造的なテーマは投資の開始と終了のタイミングにあまり左右されません。そのため、投資家は循環的なテーマよりも構造的なテーマを見極め、長期的な投資成果を目指すべきです。

景気循環的なテーマより構造的なテーマの方が重要なんですね。構造的なテーマとしてペドロさんが注目しているものはありますか?

ペドロ

自動運転車とEV(電気自動車)に特に注目しています。以下は主要テーマの普及段階を示すイメージ図です。各テーマの、獲得できる可能性のある最大の市場規模を推定し、現時点での市場浸透率などから普及曲線のどこに位置づくかを重要視しています。特に自動運転&EVはまだイノベーター(革新者)と呼ばれる段階に位置しており、将来の成長余地は相当大きいと推定しています。今後、アーリーアダプター(初期採用)の段階に進み成長が加速するものの、市場シェアは依然として低水準に留まると予想しており、将来の成長余地は相当大きいと推定されます。
自動運転&EVはモビリティを一変させる100年に一度の変革となる可能性があります。EVはバッテリーのコストがさらに低下し、技術や性能も向上し続けるでしょう。また、自動運転車の技術も進歩し続けており、ドライバーを必要としない配車サービスやロボタクシーが登場する可能性があります。

EVの年間販売台数は2022年の約1,000万台から2035年には約6,308万台に達すると予測され、バッテリーEV(BEV)やプラグインハイブリッドEV(PHEV)を含むEVは、2035年までに自動車販売台数の55%近くを占める可能性があります。
また、自動運転車に関して、2030年に新車販売台数(乗用車)の約12%がレベル3(条件付自動運転)以上の高度な自動運転技術を搭載する可能性があると推定されます。さらに2035年には同約37%が自動運転車となり、最大4,000億ドルもの収益機会が生まれると予測されています。(2023年4月26日時点、Statista)

グローバルX 自動運転&EV ETF(米国上場:DRIV、東証上場:2867)は、自動運転技術、EV、EVの部品や素材の開発に携わる企業に投資します。自動運転車のソフトウェアやハードウェアを開発する企業、EVやリチウム電池などのEV部品、リチウムやコバルトなどEVの主要原料を生産する企業等で構成され、産業やセクター、国・地域に囚われずテーマへの「純度」を追求します。

自動運転車とEVの成長余地が大きいことがよくわかりました。では最後にETFでのテーマ投資について一言お願いいたします。

ペドロ

投資家がこのような中長期の構造的なテーマをポートフォリオに加えることで、未来に向けたより良い投資ポジションを構築できると考えています。変動性の大きいマーケット環境では、定額をつみたて投資するのも良いでしょう。また、投資にあたって一般的に投資信託より低コストであるETFを用いることは、長期のリターンを最大化するうえで合理的だと考えています。

<ETF解説動画>

ペドロ・パランドラーニ (Pedro Palandrani)

キャボット・ウェルスマネジメントを経て2019年にGlobal X入社。「破壊的テクノロジー」、「人々と人口動態」、「物理的環境」のカテゴリーを含むテーマ型ETFを担当するリサーチアナリスト。現在、同社リサーチディレクター。セーラム州立大学ベルトロン・スクール・オブ・ビジネスでMBA取得。

榮 聡  (さかえ さとし)

SBI証券投資情報部
(日本証券アナリスト協会検定会員)

1986年一橋大学商学部卒業、1991年カーネギーメロン大学テッパー・スクール・オブ・ビジネス卒業。大和証券、大和証券投資信託委託、野村證券を経て15年4月よりSBI証券投資情報部に所属。国内外株式のファンド運用、ファンド運用助言、調査業務に長年携わる。欧州株式、アセアン株式について現地での調査経験があり、企業をグローバルな視点から評価できることに強み。

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