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2024-04-27 16:13:14

外国株式 > 【特別インタビュー】 チャイナEVでクリーンな未来に投資

【特別インタビュー】 チャイナEVでクリーンな未来に投資

【特別インタビュー】 チャイナEVでクリーンな未来に投資

グローバルX は米国に本社を置くETF専門資産運用会社で、アジア各地やオセアニア、南米など世界中にオフィスを持っています。
他にはないようなテーマ型ETFを強みとしているグローバルX の日本法人は、2019年の設立後も大きく成長しています。2023年7月には、新たに「グローバルX チャイナEV&バッテリーETF」(銘柄コード:2254)が東証に上場しました。このETFは香港上場の同名ETFに投資しています。今回は香港上場のグローバルX チャイナEV&バッテリーETFの共同ポートフォリオマネージャーを務める、マーカス・チュウ氏にインタビューしました。

マーカスさんはAPAC(アジア太平洋)産業セクターを担当するシニア投資アナリストとの事ですが、現在の中国の投資環境について教えてください。

マーカス

中国市場は依然として、世界の投資家にとって非常に堅実な成長のポテンシャルがあると思います。3つのポイントで整理すると、まず政策では7月の中央政治局会議(今後の政策方針を議論する会議)で今年の下半期に向けた政策方針が言及されており、不動産業界、株式市場、消費者信頼感などのトピックに関して心強い内容が含まれていました。次に地政学的なポイントでは、米中問題について、既に悪いニュースは出揃った感があり、この秋にも米中首脳会談実施の話題も出てきています。
ただし経済面のポイントでは、下半期の政策方向性に改善の見込みはあると考えているものの、改善が経済データに反映されるまでには時間がかかると思われます。

マーカス

現在、政府は市場の流動性を取り戻すことを目的に拡張的な財政金融政策を実施しています。直接、重点産業に資本を提供するサポートもありますが、経済成長減速の終盤を見極めるまでには時間がかかります。ただし、景気底入れの期間で投資家が政策実施に対する信頼を徐々に取り戻すための時間を確保できると捉えると、株式投資の観点では、長期投資家にとって非常に有利だと考えられます。

中国のマクロ経済を理解する上で政策、経済、地政学の3つのポイントを理解することは大切ですね。中国投資に対する見通しを教えて下さい。

マーカス

中国は世界最大の消費マーケットであり、製造拠点でもあります。米国の利上げ終了は中国の成長につながります。また米国等他のマーケットと比較して割安な水準です。ただし、従来の産業ではない新しい成長性の高い産業に投資するべきだと考えています。

ではマーカスさんが注目すべきだと考えている投資テーマはありますか。

マーカス

中国のEVに注目しています。現在、世界中で取り組んでいる課題が気候変動対策、カーボンニュートラルの実現です。その中で、中国はEV(電気自動車)移行とバッテリー開発をリードしてきており、今後の更なる成長が期待できるテーマだと考えています。
マクロ経済の観点では現在米国FRB(連邦準備制度理事会)が利上げペースを緩め始めており、2024年には利下げが実施される可能性があるとの見解が市場で広がっています。米長期金利の上昇が頭打ちになるとの予想は、投資家が債券やインフレ・ヘッジ資産から、ポートフォリオへの成長株の追加を検討する良いきっかけになると考えています。

私も中国のEVには注目していますが、具体的な理由を教えて下さい。

マーカス

理由は3つあります。まず、中国政府の政策支援でも自動車の優先順位は高く、不動産セクターに次ぐ優先事項になっている点です。自動車がGDPに大きく貢献する点に関しては、中国も例外ではないからです。自動車は耐久消費財の中でも高額な製品であることから、原材料から製造、販売に至るまでの工程が多く、関連企業の裾野が広いことが特徴です。中国の自動運転開発に関しては完成車メーカー、チップ設計、ソフトウェア実装、センシングハードウェアなどの強固なエコシステムが形成されています。

  • (出所)Bloomberg, Global X 香港, Global X Japan, 2023/5/31時点

マーカス

2つ目は、中国はバッテリーとEV製造費が世界で最も低い国であるということです。
世界クラスの高い製造能力を持ち、高度な自動化を活用したコスト削減を行っています。
電気自動車の心臓とも言われるバッテリーのコストを安くすることでEVの普及を後押ししています。

  • (出所)Bernstein, 2022.

マーカス

最後に、EVの販売シェアが伸びる余地が十分にある所です。
中国のEV販売台数は世界最大であり、世界シェアは60%近くに至ります。販売台数が多いにも関わらず、中国国内の新車販売におけるEVの割合はまだ30%台前半に過ぎず、他の多くの先進国では更に低い状況です。ガソリン自動車からEVへの流れが逆戻りするとは考えられません。EVの販売シェアがさらに伸びる余地が十分にあることから、魅力的な投資先だと考えています。

  • (注)点線は予想を示す
  • (出所)UBS, 2023年3月よりGlobal X香港作成

EVやそのサプライチェーンが魅力的な投資先であるとのことですが、どのように投資を進めたら良いのでしょうか?

マーカス

グローバルX チャイナEV&バッテリー ETF(東証上場:2254)は、中国・香港に本社を置き、EVやEVに使用されるバッテリーの開発に携わる企業を厳選して投資するETFです。
EVのサプライチェーンの個別銘柄は株価が大きく変動する可能性があります。そのため、関連銘柄を幅広く分散して保有することで、リスクを軽減しながら株価が上昇した際の利益を期待できます。例として、バッテリーだけでもサプライチェーンの上流にあるリチウムやコバルトの他、電池材料(正極材料、負極材料、セパレーター、電解液など)、電池メーカーなど、幅広い工程が関わっています。

  • (出所)ScienceDirectよりGlobal X香港作成

中国のEVの成長余地が大きいことがよくわかりました。では最後に一言お願いいたします。

マーカス

グローバルX チャイナEV&バッテリー ETF(東証上場:2254)の運用管理費用は税込0.7075%程度と、中国株を投資対象とする日本の投資信託や国内ETFの平均と比較して低く、長期投資に活用しやすいと考えています。また、日本で2024年から始まる新NISAの成長投資枠の対象ETFでもあるとのことで、チャイナEVをポートフォリオに追加して長期保有することで、今後の成長の恩恵を受けることができると考えています。

<ETF解説動画>

マーカス・チュウ(Marcus Chu)

香港科技大学・理学士号(金融工学専攻)を卒業後、ゴールドマン・サックス(アジア)入社。現在はミレーアセット(香港)APACリサーチチームに所属し、APAC産業セクターを担当するシニア投資アナリストとして活躍。香港上場のグローバルX チャイナEV&バッテリーETFの共同ポートフォリオマネージャーも務める。

李 燕 (り やん)

SBI証券
投資情報部 シニア・マーケットアナリスト(外国株担当)
(公益社団法人日本証券アナリスト協会認定アナリスト)

中国出身。2006年に東京外国語大学卒業後、タワー投資顧問にて従事。Cape Asset Management Limited(日系運用会社)、みずほ証券、内藤証券を経て2021年4月よりSBI証券投資情報部に所属。香港および日本で中国株式ファンドのRMや中国株式の調査・分析業務に長年携わる。中国本土および香港の現地情報に基づいて調査・分析できることに強み。

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