世界的な危機と変化する金融市場で見直される金の魅力とは?「UBSゴールド・ファンド」でリスクに備える!
2020/12/25
2020年は新型コロナウィルスによるパンデミックがあらゆる面で世界中に大きな影響を与えました。誰もが予想できなかった事態に直面し、万が一に備えた分散投資の重要性を感じている投資家の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
安全資産として扱われることの多い「金」は、他の主要資産との相関性が低く、ポートフォリオに組み込むことで分散効果に高い期待が持てます。加えて2020年中には史上最高値をつけたこともあって、分散投資先として一段と注目度が高まっています。
「UBSゴールド・ファンド」の魅力
実物資産として高い希少価値を持つ金は「有事の金」とも呼ばれ、株式や債券とは異なる値動きをする投資対象として重宝されてきました。昨今の地政学リスクの高まりにより、金への投資の魅力は改めて見直されています。
UBSアセット・マネジメントは、2020年11月27日に、「UBSゴールド・ファンド」を設定しました。
当ファンドは、主として上場投資信託証券「UBS ETF(CH)ゴールド(USD)」への投資を通じて、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)金地金価格(円ヘッジ、円換算ベース)の騰落率に、概ね連動する投資成果を目指して運用を行います。
当ファンドの魅力を3つのポイントでご紹介いたします。
継続する超低金利環境により、債券は利回り低下(=値上がり)余地が限定的となり、安全資産としての魅力が低減していると考えられます。足もと、新型コロナウィルス感染拡大の影響で経済が停滞する中、主要先進国を取り巻く超低金利環境は継続する見込みです。こうした低金利環境下で「金」の安全資産としての魅力に注目が集まっています。
(図)金価格と米国10年国債利回りの推移(1990年12月末〜2020年10月末、米ドルベース)
- ※出所:リフィニティブ、金:ロンドン貴金属市場協会(LBMA)金地金価格
期待される「分散効果」
金は株式、債券、リートなどの主要な資産との値動きと相関性が低く、資産の一部を金に投資することで資産全体の値動きを安定させる効果に期待できます。また、「有事の金」と言われるように、金融危機や地政学リスクの高まる局面において、資金の逃避先として選好されやすい特徴があると一般的に言われています。
(図)金価格と世界株式の推移(1999年12月末〜2020年10月末、米ドルベース)
- ※出所:リフィニティブ、金:ロンドン貴金属市場協会(LBMA)金地金価格、世界株式:MSCIワールド(配当込み)
(図)金と主要な資産との相関係数(2009年7月末〜2020年10月末、月次リターン、円換算ベース)
- ※出所:リフィニティブ、金:ロンドン貴金属市場協会(LBMA)金地金価格、世界株式:MSCIワールド(配当込み)、世界債券:FTSE世界国債インデックス、日本株式:東証株価指数(配当込み)、米国リート:S&P米国リート・インデックス(配当込み)
それでは、株式に対して一定程度の割合で金を保有した場合、どれくらいリスクリターンの改善が見られるのでしょうか。例として世界株式や日本株式に対して20%ゴールド(為替ヘッジあり)を保有した場合のリスク・リターンを見てみましょう。
世界株式、日本株式のみを保有した場合に比べ、金を併せて保有した方がリスクが低く、リターンが高く、投資効率が改善されたことがわかります。
- ※注:リスク、リターンは年率換算、月次、円換算ベース。
- ※出所:リフィニティブのデータよりUBSアセットマネジメントが試算、金:ロンドン貴金属市場協会(LBMA)金地金価格、世界株式:MSCIワールド(配当込み)、世界債券:FTSE世界国債インデックス、日本株式:東証株価指数(配当込み)、米国リート:S&P米国リート・インデックス(配当込み)
UBSゴールド・ファンドの「リスク回避時における強み」
市場が大きく変動するような局面では、「有事の円買い」という言葉も存在するように、金が変われる局面では安全資産とされる円に資金が集まり円高が進行するケースも考えられます。金は基本的にドル建の資産であるため、リスクオフの環境下で金が上昇したとしても、円高が進めば日本の投資家にとっては金価格上昇の恩恵が一部打ち消されてしまいます。当ファンドは原則として対円での為替ヘッジを行うことにより、円高によるデメリットを軽減することが期待されます。
為替変動時の金価格(ドル建)と金価格(円建)の違いの例
例えばドル建の金価格が1ozあたり1,800ドルから2,000ドルに上昇したとしても、為替レートが1ドル=100円から1ドル=80円に円高になったとすれば、円換算時の資産価値は減少してしまいます。
- ※上記は金価格と為替レートを分かりやすく説明するための例であり、実際にこの通りの結果となるわけではありません。また、金価格の上昇と円高が同時に起こるとは限りません。
UBSグループの本拠地であり、当ファンドの投資対象ETFが上場するスイスでは、金は主要な投資対象として認知され、世界の投資家が取引を行っています。世界における金の供給の約80%が行われているスイスの法律のもとで、 金は現金同等物に分類されます。このため取引において関税や付加価値税が免除され、所有に関しても制限がありません。こうした投資環境が高く評価され、富裕層を中心とする世界の投資家は、スイスにおける金投資を選好する傾向があります。
そうした背景もあり、UBSは世界の現物地金取引の中心である、英国ロンドン市場で売買される金地金・銀地金を厳格に管理・監督するロンドン貴金属市場協会(London Bullion Market Association)のメンバーにも名を連ねており、UBSグループは、スイスにおける金の主要取り扱い金融機関の一つとして、世界から信頼を得ています。
また、UBSグループでは金の保管からETFの取引、ファンドの設定までを全てグループ内で完結していることから、相対的に低い手数料水準でのファンド設定を実現しています。積立投資を通じた中長期の資産形成にも是非ご活用いただきたいと思います。
以上でご説明したように、新型コロナウイルスの感染状況や米中摩擦の行方など、先行きが不透明な環境が続くことが見込まれますが、有事に備えて金を保有することでポートフォリオのリスク・リターンが改善することが期待されます。相対的に低いコストで投資ができる「UBSゴールド・ファンド」を、皆さまの長期分散投資に活かすべく投資を検討してみてはいかがでしょうか。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。