更新 : 24/12/4 8:10(更新予定時間:8:30頃)
3日の米国株式は、NYダウが前日比76.47ドル安の4万4705.53ドルと続落、ナスダック総合指数は同76.963ポイント高の1万9480.911ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4809万株、ナスダック市場が55億1633万株だった。ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を更新した。米10月JOLTS(雇用動態調査)の求人件数が774万4000件となり、市場予想平均の751万9000件を上回った。堅調な雇用情勢となったが、4日に11月ADP雇用統計、6日に11月雇用統計の発表を控えることから、様子見姿勢が強まった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタ(旧フェイスブック)やマイクロン・テクノロジーズ、アマゾン・ドット・コムなど上昇した。
4日の東京株式は、上値の重い動きとなりそう。現地3日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新した動きを受け、しっかりしたスタートが見込まれる。ただ、為替市場で、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(3日は150円01-02銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同157円47-51銭)と円高方向にあり、輸出関連銘柄を中心に利益確定売りに押される場面も想定される。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、INPEX<1605.T>、日本製鉄<5401.T>、デンソー<6902.T>などが、3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比90円高の3万9240円だった。
<きょうの個別材料>
○プラス材料
アダストリア<2685.T>―11月既存店売上高は前年同月比8.9%増、2カ月ぶりに前年を上回る
タカキタ<6325.T>―保有する投資有価証券1銘柄を売却、投資有価証券売却益4億5300万円を計上
●マイナス材料
内田洋<8057.T>―25年7月期第1四半期(24年7月21日-10月20日)の連結決算は大幅な減益
不二電機<6654.T>―25年1月期第3四半期累計(24年2-10月)の単体決算は増収ながら減益
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
更新 : 24/12/4 8:10(更新予定時間:8:30頃)
ABCマート<2670.T>は3日引け後、11月の月次売上高(速報)を発表。既存店売上高が前年同月比14.7%増と、33カ月連続で前年を上回った。客数が同5.6%増、客単価が同8.6%増だった。
同社によると同月は、全国的に天候が良好だったが北日本を中心に積雪による需要があった。1週間後ろ倒しで実施したブラックフライデーセールは集客が多く、売上は好調に推移したという。
3日終値は、前日比23円高の3140円。
更新 : 24/12/4 7:30
シェアRT<3989.T>の株式について、アセット・バリュー・インベスターズによる保有割合が上昇したことが判明した。
アセット・バリュー・インベスターズが2日引け後に提出した大量保有変更報告書によると、保有割合が前回提出時の5.20%から6.30%に上昇した。保有目的は、純投資および重要提案行為などを行うこととしている。
3日の終値は、前週末比18円高の939円。
更新 : 24/12/4 7:31
Jフロント<3086.T>は2日、11月の百貨店事業の売上速報を発表した。百貨店事業合計の売上高は前年同月比7.6%増となり、38カ月連続で前年を上回った。
同社によると同月は、ラグジュアリー、化粧品、宝飾品が引き続き好調に推移したことに加え、10月と比較して気温が低下したことにより秋冬物衣料品が活発に動いたという。
3日の終値は、前週末比24円高の1827円。
更新 : 24/12/4 7:32
レゾナック<4004.T>は2日、AI(人工知能)用など先端半導体の製造に使用する、高解像度の感光性フィルムを新たに開発したと発表した。
現在のインターポーザー(複数のチップを相互接続する中継部材)はウェハで製造されるが、チップ数が増えるとインターポーザーの面積を大きくする必要があるため、歩留まりなどの課題がある。同社が開発した新規感光性フィルムは、有機インターポーザー向けとして線幅/間隔それぞれ解像度1.5マイクロメートルという微細な銅回路を形成できるという。
3日の終値は、前週末比68円高の4123円。
更新 : 24/12/4 7:33
ブランジスタ<6176.T>が4日続伸、57円高の765円を付けた。2日引け後、自己株取得枠を設定したと発表、材料視された。
自己株取得枠は、上限70万株(自己株を除く発行済み株式数の5.18%)・5億円。取得期間は25年1月6日から9月30日まで。株主還元と資本効率の向上および、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実行を目的に、自己株の取得を決めた。
3日の終値は、前日比53円高の761円。
更新 : 24/12/4 7:34
グローバルダイニング(Gダイニング)<7625.T>が大幅続伸。2日大引け後、好調な11月度の月次売上高などを発表した。
同社はイタリアンの「ラ・ボエム」、モダンメキシコ料理の「ゼスト」、エスニックの「モンスーンカフェ」、創作和食の「権八」など、和・洋食のダイニングレストランを運営している。11月度の既存店売上高は前年同月比10.5%増だった。既存店売上高の前年同月比プラスは、22年10月から2年以上にわたり続いている。また、11月度の既存店客数は同3.3%増、客単価は同7.0%増だった。
インバウンド需要が好調で、その取り込みに注力する効果が出ている。また、店舗運営の効率化のため、商業施設内を除く国内店舗は完全キャッシュレスでの営業に移行しており、それが好影響を及ぼしたとの見方もある。
3日の終値は、前日比15円高の381円。
更新 : 24/12/4 7:35
ホーチキ<6745.T>が反発、62円高の2435円を付けた。2日、アジラ(東京都町田市)と業務提携契約を締結したと発表、材料視された。
アジラは、AI(人工知能)警備システム「AI Security asilla」(asilla)の開発と販売を手がけている。同社では今回の提携で、asillaと同社のノウハウが連携することで、施設管理の効率化が進み、顧客に対して更に付加価値を提供できることが期待されるとしている。
3日の終値は、前日比41円高の2414円。
更新 : 24/12/4 7:36
注文住宅大手の日本ハウスホールディングス<1873.T>が急騰。カイ気配で始まり、前日比32円高となる367円を付けた。2日引け後、25年4月期第2四半期累計(5―10月)業績予想の上方修正を発表した。
第2四半期累計の連結営業利益予想を11億8000万円から18億6000万円(決算期変更により前年同期の比較はなし)に引き上げた。販売用土地売上高とホテル売上高は減少する一方、原価低減と経費節減が利益を押し上げた。
3日の終値は、前日比16円高の351円。
更新 : 24/12/4 7:37
ピープル<7865.T>が3日ぶりに反落、24円安の590円を付けた。2日引け後、25年1月期第3四半期累計(24年1月21日-10月20日)の単体決算を発表。損益が赤字に転落し、嫌気された。
第3四半期累計の決算は、売上高が12億4400万円(前年同期比71.7%減)、経常損益は1億1200万円の赤字(前年同期は4億1100万円の黒字)に転落した。粗利改善と社内リソース配分を目的とした大規模な事業改革(海外向け販売の戦略変更および国内販売における一部既存事業の撤退)の実施で、売上高は大幅減となった。一方、売上の質的向上が見られ、売上総利益率は着実に改善に向かっているとした。
未定としていた25年1月期(24年1月21日-25年1月20日)の業績は、売上高18億5600万円(前期比65.3%減)、経常損益1億2300万円の赤字(前期は4億4900万円の黒字)を計画。同社では、業績の過渡期となる今期は、期初からの発表の通り一時的ながら大幅な業績低下を見込むが、準備を進めている好奇心事業(現在7プロジェクト)を順次発売することに加え、全社をあげたブランディング戦略で、新たな成長期を目指す。
3日の終値は、前日比24円安の590円。