投資情報部　鈴木　英之

■SBI証券ではじめてお取引された方に人気の銘柄ランキング（現物）
9月の第1位は東京日産コンピュータシステム（3316）でランク外から一気にトップの座を獲得。第2位は上新電機（8173）で前月の第4位から上昇しました。2銘柄ともS株デビュ―人気銘柄ランキング（9/1〜9/26）で同じ順位となっています。さらに2銘柄とも9月に株主優待の権利が確定する銘柄で「全株主」が優待の対象になっていることが共通しています。第3位には商船三井（9104）、第8位には日本郵船（9101）がランクイン。予想配当利回りが高い海運株の上位2社であり、中間期末も配当の予定があったことで、配当取りの売買が増えたと考えられます。

　■SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング（信用）
9月の第1位は、前月の第4位から順位を上げたダブル・スコープ（6619）となりました。連結子会社のKOSDAQ上場や、上場時の時価総額に関する報道を巡り、株価が乱高下し、売買高が高水準を維持し、月半ばにかけて信用買い残が膨らむ格好になりました。第2位には商船三井（9104）、第3位には日本郵船（9101）がランクイン。両銘柄とも高水準の中間配当が予定されていたことからは配当相当額を狙った買いが増えたとみられます。

■SBI証券の売買代金ランキング
「買い」について、9月の第1位はＮＥＸＴ ＦＵＮＤＳ 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 （1570）、第2位はレーザーテック（6920）で前月と順位が入れ替わりました。第3位には、「はじめてお取引された銘柄人気ランキング（信用）」でトップになったダブル・スコープ（6619）が入りました。第4位は日本郵船（9101）で配当取りの商いが増えたことでランクインしたとみられます。トップ10には商船三井（9104）、川崎汽船（9107）も含め、3社がランクインすることになりました。「売り」についても、ほぼ同様の傾向ですが、「買い」の第10位が川崎汽船（9107）であったのに対し、「売り」ではメルカリ（4385）がランクインしました。

■SBI証券のETF/ETN人気ランキング
第1位はＮＥＸＴ ＦＵＮＤＳ 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 （1570）、第2位は、ＮＥＸＴ ＦＵＮＤＳ 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 （1357）でした。8月とは順位が入れ替わりました。第3位は日経平均ベア2倍上場投信（1360）、第4位は国際のＥＴＦ　ＶＩＸ先物指数（1552）で、両銘柄とも先月と同じ順位でした。

■SBI証券のREIT人気ランキング
第1位はタカラレーベン不動産投資法人　投資証券（3492）が8月に続き第1位となりました。8月は8/15（月）に新投資口発行および投資口売出の実施を発表し、月末に向けて価格が下がったことで押し目買いが増えました。9月に入り払込日が終わった後に盛り返す場面もありましたがその後は総じて下落基調となりました。