投資情報部　鈴木　英之

■SBI証券ではじめてお取引された方に人気の銘柄ランキング（現物）
2025年1月の第1位は、日本電信電話（9432）が前月2位から返り咲きました。はじめての取引で買い付けた投資家が継続的に高水準を維持しています。24年8月7日に、24/8/8〜25/3/31を期間とし、買付金額2千億円、同株数14億株を上限とする自社株買いを決議し、市場での買い入れが進捗（金額ベースで82%）しています。
第3位には、iFreeETF　FANG+（316A）がランクインしました。米国のビッグテック10銘柄であるフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、サービスナウ他を組み入れた指数への連動を目指すＥＴＦです。米国株のリード役的な銘柄を売買でき、1月10日新規上場となりました。

　■SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング（信用）
2025年1月の第1位は、フジ・メディア・ホールディングス（4676）が初登場・ランクインとなりました。中居正広氏を巡る諸問題に関係し、傘下のフジテレビの経営問題にまで発展しました。有力投資家による買い観測等から株価は上昇基調となりました。第2位は三菱重工業（7011）が前月の位置を維持しました。第6位には、半導体製造用精密金型他を製造するＴＯＷＡ（6315）が新規ランクインとなりました。5月に高値を付けて以降、9月の株式分割を経ても下げていましたが、年末に株価底入れの様相を呈し、1月は空売り増加を巻き込みながらの上昇となりました。ただ、2月6日に業績予想を下方修正し、7日は急落となっています。

■SBI証券の売買代金ランキング
当ランキングについては、「買い」・「売り」ともに同じ順位になる銘柄がほとんどでしたので断りのない限り、「買い」・「売り」同順位とします。
第1位は半導体製造装置のディスコ（6146）がトップを維持し、第3位は同じ半導体関連銘柄としてアドバンテスト（6857）が、第5位がレーザーテック（6920）となりました。レーザーテックの人気は低下傾向にあるようです。第2位はフジクラ（5803）で、生成ＡＩに関する設備投資関連として人気が続いています。

■SBI証券のETF/ETN人気ランキング
第1位は前月と同じＮＥＸＴ ＦＵＮＤＳ 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 （1570）が入りました。第2位はＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　日経高配当株50指数連動型上場投信（1489）がランクアップしました。

　■SBI証券のREIT人気ランキング
第1位はいちごホテルリート投資法人　投資証券が（3463）が前回8位からランクアップとなりました。昨年9月17日に運用状況及び分配機に予想を上方修正し、予想分配金利回りが高水準となったことで、株高基調が続いていました。1月に入ると利益確定売りと、権利確定（25年1月期）の買いが交錯し、前月比で売買代金が急増しました。